カーライフ鹿児島
「JUテントリ」へのデータ連動を活かした車両登録が販売台数確保に貢献
鹿児島市与次郎に店舗を構えるカーライフ鹿児島(木場耕太郎社長)は、輸入車から軽バンまで幅広い車種を取り扱うほか、クラシックカーのコレクションも一際目を引く大型店。地上3階建の店舗には、常時80台前後の中古車を展示、自社整備工場も有し、管理客を主体にその名の通り「カーライフ」全般をサポートしている。近隣には鹿児島県庁のほか、地元テレビ局や新聞社、大手企業などが集まる行政、経済の中心地とも言える好立地。社屋3階の屋上駐車場からは、鹿児島のシンボル「桜島」が見渡すことが出来る。創業以来、地域密着で事業を展開するほか、屋号の「アメリカン・ドリーム」からも分かるように、早い段階からアメ車を中心とした輸入車販売にも注力、差別化経営で存在価値を高めている。
(室田一茂)
■「JUテントリ」に全ての在庫車を登録、アウトプットを拡大
同社の在庫車は常時80台前後。現在はドイツ車を中心とした輸入車とハイブリッド車(HV)を中心とした高年式の国産車や軽乗用車、いわゆる軽箱バンといった商用車まで幅広い。どの車両もコンディションが良く、小売りの引き合いも強いが、2018年春頃から「JUテントリ」への同時登録で、業販ルートを構築し、販売チャンネルを拡大している。在庫車のほとんどはオートオークション(AA)で仕入れる。入庫車はすぐさま、グーネットなどの中古車ポータルサイトに登録、タイムラグの無い「JUテントリ」への登録に役立っているのは、グーネットの車両管理システム「MOTORGATE(モーターゲート)」からのコンバートデータ引用だ。「入力の手間が省けるほか、AA引用とは比べ物にならない写真枚数や情報量が引用できる。現車を見ることが出来ない共有在庫において、車両の『見える化』が高成約の秘訣」(木場社長)と分析する。
■徹底した『見える化』が成約の決め手に
同社でJUテントリへの登録業務を行うのは木場社長本人。自身の目利きで全国のAA会場を駆使して在庫車を仕入れている。AAの出品票を活用しながらも、追加の車両情報を徹底して記入する。展開図には細かいキズや凹みなどを詳細に記載することで、落札店が車両状態を手に取るように把握出来るような工夫を行う。もちろん、こうした取り組みがクレーム防止にもつながっている。通常登録ではなく、モーターゲートからのデータ引用を駆使することで、十分な情報提供で「見える化」につなげる。ナビの種類や社外パーツの詳細などの情報も画像と文字で伝える。撮影した車両画像の背景にはさりげなく自社店舗を写すことで「信頼」が「信頼」を呼ぶ相乗効果を高める。
■掲載価格はタイムリーな相場変動に対応し週単位で調整
「JUテントリ」を始めた当初は小売り価格とほぼ同様の値付けで登録、成約1号車もそういう車両だったが、本気で「JUテントリ」を通じた業販に向き合う中で、月に数回、多い時には週単位での掲載価格の変更を行うようになった。「車種ごとに相場変動も見られる中、常に業界動向を注視しながら、タイムリーな価格調整で、在庫車の回転率を高めている」(木場社長)とする。同社はこうした木場社長の努力もあり、昨年10、11月の秋キャンペーン期間中に8台を成約、JU鹿児島(新園康男理事長)の同事業推進をけん引する存在に。同社が「JUテントリ」で初めて成約した18年7月以降、4月13日現在で45台もの車両を成約したという。
■新型コロナ感染拡大で客足は鈍化、「JUテントリ」は販売維持に不可欠
昨今の新型コロナウイルス感染拡大の余波は地元鹿児島にも色濃く影響している。店舗への来店客数は急減、中古車小売りが鈍化する中で「JUテントリ」のコンスタントな販売実績が経営を支える。同社の2、3月成約実績は2月が6台、3月が3台という高実績。前述のように、小売りポータルサイトに登録すると同時に行うデータ連動による「JUテントリ」への車両登録が厳しい市場環境で大きな支えとなっているのは間違いない。
<店舗情報>
社名:カーライフ鹿児島(店舗名:アメリカン・ドリーム)
住所:鹿児島県鹿児島市与次郎1-9
TEL:099-250-1200
代表者:木場 耕太郎(こば・こうたろう)社長
(室田一茂)
■「JUテントリ」に全ての在庫車を登録、アウトプットを拡大
同社の在庫車は常時80台前後。現在はドイツ車を中心とした輸入車とハイブリッド車(HV)を中心とした高年式の国産車や軽乗用車、いわゆる軽箱バンといった商用車まで幅広い。どの車両もコンディションが良く、小売りの引き合いも強いが、2018年春頃から「JUテントリ」への同時登録で、業販ルートを構築し、販売チャンネルを拡大している。在庫車のほとんどはオートオークション(AA)で仕入れる。入庫車はすぐさま、グーネットなどの中古車ポータルサイトに登録、タイムラグの無い「JUテントリ」への登録に役立っているのは、グーネットの車両管理システム「MOTORGATE(モーターゲート)」からのコンバートデータ引用だ。「入力の手間が省けるほか、AA引用とは比べ物にならない写真枚数や情報量が引用できる。現車を見ることが出来ない共有在庫において、車両の『見える化』が高成約の秘訣」(木場社長)と分析する。
■徹底した『見える化』が成約の決め手に
同社でJUテントリへの登録業務を行うのは木場社長本人。自身の目利きで全国のAA会場を駆使して在庫車を仕入れている。AAの出品票を活用しながらも、追加の車両情報を徹底して記入する。展開図には細かいキズや凹みなどを詳細に記載することで、落札店が車両状態を手に取るように把握出来るような工夫を行う。もちろん、こうした取り組みがクレーム防止にもつながっている。通常登録ではなく、モーターゲートからのデータ引用を駆使することで、十分な情報提供で「見える化」につなげる。ナビの種類や社外パーツの詳細などの情報も画像と文字で伝える。撮影した車両画像の背景にはさりげなく自社店舗を写すことで「信頼」が「信頼」を呼ぶ相乗効果を高める。
■掲載価格はタイムリーな相場変動に対応し週単位で調整
「JUテントリ」を始めた当初は小売り価格とほぼ同様の値付けで登録、成約1号車もそういう車両だったが、本気で「JUテントリ」を通じた業販に向き合う中で、月に数回、多い時には週単位での掲載価格の変更を行うようになった。「車種ごとに相場変動も見られる中、常に業界動向を注視しながら、タイムリーな価格調整で、在庫車の回転率を高めている」(木場社長)とする。同社はこうした木場社長の努力もあり、昨年10、11月の秋キャンペーン期間中に8台を成約、JU鹿児島(新園康男理事長)の同事業推進をけん引する存在に。同社が「JUテントリ」で初めて成約した18年7月以降、4月13日現在で45台もの車両を成約したという。
■新型コロナ感染拡大で客足は鈍化、「JUテントリ」は販売維持に不可欠
昨今の新型コロナウイルス感染拡大の余波は地元鹿児島にも色濃く影響している。店舗への来店客数は急減、中古車小売りが鈍化する中で「JUテントリ」のコンスタントな販売実績が経営を支える。同社の2、3月成約実績は2月が6台、3月が3台という高実績。前述のように、小売りポータルサイトに登録すると同時に行うデータ連動による「JUテントリ」への車両登録が厳しい市場環境で大きな支えとなっているのは間違いない。
<店舗情報>
社名:カーライフ鹿児島(店舗名:アメリカン・ドリーム)
住所:鹿児島県鹿児島市与次郎1-9
TEL:099-250-1200
代表者:木場 耕太郎(こば・こうたろう)社長