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【車両見極めのポイント】冠水車を見分けるには・・その2

『冠水車を修理する前編』

 8月末に九州を襲った集中豪雨では、北部地域を中心に甚大な被害を及ぼしました。自動車の冠水被害もそのひとつです。1日も早い復興を願うばかりですが、こうした冠水の被害にあった車両は、どのように修理されるのでしょうか? 前回に引き続いて『冠水車』をテーマに解説をいたします。冠水被害を受けた車両を修理するにあたり、まず考慮しなければならないのは『修理にかかる費用』です。

 自動車は、機能不全になった部品を交換することで、元の状態に復元することができる工業製品です。とは言え、車両保険への加入有無も含め、費用を気にせず修理をすることは現実的ではありません。

①車両状態を把握する
 まずは被害にあった車両が、
・どのような水(泥水?雨水?海水?)に浸かったか?
・どの場所(車両全体?部分的?)が浸かったか?
・どの程度(高さ)まで浸かったか?をチェックします。
これらの確認結果を踏まえて『修理可能か否か?』を判断するわけです。

②交換部品の選定
 前述のとおり修理を行うにしても『費用』『期間』を無限に掛けられるわけではありません。修理することを前提とした場合には、水没による故障を誘発する可能性も考慮し交換を必要とする部品と、交換しなくても問題ない部品を選定します。当然、交換部品が多くなるほど費用はかさみ、修理期間が長期化しますので、その点を考慮して見積ります。なお理論的には修理可能でも、現実的には費用度外視で修理されている車両は非常にわずかです。冠水被害を受けたかの判断には、こうした点も考慮する必要があります。(次回へ続く)


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