日本鉄リサイクル工業会
国内外で下げ相場
日本鉄リサイクル工業会(東京都新宿区)は5月7日、国内の鉄スクラップマーケット情報を発表した。3月下旬に天井感が台頭した国内鉄スクラップ相場は、4月に入ると下げに転じた。大型連休に向かって大幅な下落が予想されにくい環境にあった為、想定外とも言える急落がマーケットに与えた影響は大きかった。月末のH2価格は、関東地区が2万8500~2万9500円、関西地区で3万500~3万1500円と共に先月末比3000~4000円下落している。また、今回は、新断、HSの上級品種の値下げ幅がH2を上回っていることも特徴として挙げられる。
国際市況も、欧米、アジア共全般的に下落が認められ、米国産のトルコ向け価格が一時No1HMSで$306CFRと1か月で約$20下がった他、米国内のコンポジット価格も$295と$20以上の下落が認められる。日本産の韓国向けH2の直近の成約価格は3万1000FOBと伝えられ、3月末より3000円低いレベルとなっている。
国内外で、下げ一色のマーケット状況となっているが、最終週を迎え関東湾岸では輸出向けの船積みが増加しており、FAS価格が下げ渋りから一部値上げもある模様で連休明けの相場は注意を要する。
国際市況も、欧米、アジア共全般的に下落が認められ、米国産のトルコ向け価格が一時No1HMSで$306CFRと1か月で約$20下がった他、米国内のコンポジット価格も$295と$20以上の下落が認められる。日本産の韓国向けH2の直近の成約価格は3万1000FOBと伝えられ、3月末より3000円低いレベルとなっている。
国内外で、下げ一色のマーケット状況となっているが、最終週を迎え関東湾岸では輸出向けの船積みが増加しており、FAS価格が下げ渋りから一部値上げもある模様で連休明けの相場は注意を要する。