プロトコーポレーション（名古屋市中区）がまとめた11月の業者向けオークションの平均成約価格は、前年比で0.7%高い1台55万5000円だった。

　中古車の輸出需要で、成約価格は上昇傾向にあるが、９月以降スプレッド幅は小さくなってきている。オークションへの出品台数は64万5104台で、2か月連続で前年比プラスとなった。成約台数は42万1622台で、前年比5.9％増加した。

　ユー・エス・エスの赤瀬雅之専務は11月度の成約単価の上昇幅が少なかったことについて「夏以降、ニュジーランドやスリランカ向けの輸出が不調となっていることで、成約単価にも影響がでている」とみている。