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ベトナム南部で三菱自ディーラー新設

  • 新店舗のイメージパース図 新店舗のイメージパース図
  • G-Stars社代表のニョック氏 G-Stars社代表のニョック氏

ベトナム初の日系企業による新規出店、現地企業と合弁会社立ち上げ

 ジーライオングループ(神戸市中央区・田畑利彦代表取締役)は8月28日、ベトナムでは日系企業としては初の三菱自動車正規ディーラー店舗をオープンする。現地企業との合弁会社であるG-Stars Automobile LLCを設立、急激な成長が見込まれるベトナム南部の主要都市、カントー市に三菱自の新CI(コーポレート・アイデンティティー)に対応した最新型の店舗を開設する。

 新店舗を開設するカントー市はベトナム第4の都市として成長が見込めるほか、世界有数のコメ生産地であるメコンデルタ地域に位置し、高所得者層も増加、新車販売の大幅な拡大が見込まれる。ベトナム三菱の正規ディーラーをベトナム中部、クゥアンガイ市で経営する地元法人、Seven Stars LLCとジーライオングループ傘下のライガーホールディングインターナショナルの現地子会社が合弁会社を設立したもので、日系企業によるベトナム市場での三菱系ディーラー開設は初めて。

 同社グループでは、日本国内で輸入車、国産車合わせて16ブランドの正規ディーラー事業を展開する。ここで培った店舗運営能力を持ち込むほか、現地発の日系企業による出店という強みを活かし、日本の「おもてなし」をユーザーに提供していくという。現地に即したマーケティング戦略を核に、正規ディーラーの強みを生かしながら、新車販売の拡大を図るとともに、サービス部門においても日本で培った最高の技術を持って、高品質のアフターサービスを目指す。

 G-Stars社代表のニョック氏は「これからジーライオングループと協働し、ベトナム南部の特にメコンデルタ地区でジーライオングループの日本で培われたノウハウを活かし、力強い三菱ディーラーネットワークを築き上げたいと思います」と話す。

 同社グループでは、モンゴルとミャンマーでトヨタの正規ディーラーを展開するほか、タイでも三菱の正規ディーラーを展開しており、海外のディーラー拠点は4店に拡大する。モータリゼーションが活発なASEAN諸国において、ディーラーネットワークを拡大する。ASEAN諸国では、関税障壁の撤廃により、日系企業による設備投資が活発化している。とりわけベトナム国内では、日系自動車メーカーのディーラー網拡大の動きが強まっている。

 G-Stars社では、初年度となる今年9月から来年3月末までの期間中に、新車販売160台を計画しているが、ベトナムの関税撤廃による輸入車の大量流入により、完成検査が逼迫している状況だという。当面はベトナム国内生産のSUV「アウトランダー」を中心に販売台数を確保する構え。こうした中で、新店舗を着実に軌道に乗せるとともに、同国内での多店舗展開も視野に入れる。元々三菱車のシェアが少ないカントー市で新市場を拡大、サービス入庫の拡大なども図る。
 

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