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7月鉄スクラップ市況情報

市況は堅調感を保つことが想定

 日本鉄リサイクル工業会(東京都新宿区)は8月1日、国内の鉄スクラップマーケット情報を発表した。7月の国内鉄スクラップ相場は、堅調な内需を追い風に底堅く推移した。6月に関東を中心に下落基調を辿った国内相場は7月に入ると下げ止まり、各地で落ち着きを見せた半面、反発力は乏しく、方向感を欠く展開ともなった。7月末時点のH2炉前価格は、関東が3万4000~3万4500円、関西が3万3500~3万4500円を形成し、前月比500円前後上昇している。

 下旬には一部の電炉メーカーが炉休入りしたものの、猛暑の影響による市中回収量の低迷や高水準の船積みを背景に国内需給は引き締まり感を漂わせた。内需は引き続き堅調で、電炉鋼の粗鋼生産は6月まで21ヵ月連続で前年同月比プラスを記録している。

 一方、海外ではトルコ向け成約価格が下落基調を辿るなど軟調に推移し、国内外の温度差が指摘された。日本からの新規輸出成約はベトナムや韓国向けともに前月比1500~2000円上昇したが、様子見を続けた海外需要家も多く、輸出商談は盛り上がりを欠いている。

 今後は本格的な夏季減産期を迎えるため国内需要の落ち込みが見込まれる半面、夏枯れによる回収の低下も見られ需給緩和は見込めず、市況は堅調感を保つことが想定される。



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