グーネット自動車流通

メニュー

バディカ書籍案内

5月鉄スクラップ市況情報

国内需要は堅調

 日本鉄リサイクル工業会(東京都新宿区)は6月1日、国内の鉄スクラップマーケット情報を発表した。4月前半に下落基調を辿った国内鉄スクラップ相場は5月の大型連休後に本格的に反転し、各地で値戻し局面を迎えた。月末のH2炉前価格は、関東が前月比3000円高の3万4500円~3万6000円、関西が同1000円高の3万3000円~3万4500円へそれぞれ回復している。

 米通商拡大法232条発動の影響が弱まり、中国の鋼材価格や高炉原料価格が底打ちすると鉄スクラップ相場にも安心感が広がり、日本産スクラップの上昇に追い風となった。

 一方で海外からの日本産スクラップに対する品質評価は厳しさを増し、豊富な契約残を抱える韓国需要家は消極的な輸入姿勢を見せるなど、H2の輸出商談は低調に推移した。5月下旬のH2輸出商談価格は3万4000円~3万4500円(FOB)程度と、国内価格を下回る水準にとどまっている。また、月前半は上昇していた米国産、欧州産のトルコ向け価格は同国通貨(トルコリラ)安の影響で下落に転じた他、台湾向けコンテナ品価格も値下がり、さらには米国内の市況も値下げが報じられるなど、海外市況は冴えない。

 国内鉄スクラップ需要は引き続き堅調で、需給には引き締まり感が残っている半面、輸出相場は閑散とし、国内では「東高西低」差が拡大し地域間の価格差が目立ち、今後の方向感ははっきりしない中で越月している。



オークション

企業・団体

店舗情報

ひと

コラム

新製品

新車ランキング

中古車ランキング

年頭所感

整備

板金