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インタビュー/逆風の時代に売る。 オンリーワン夙川(しゅくがわ)店 取締役営業部長 山崎和憲氏

  • 取締役営業部長 山崎和憲氏 取締役営業部長 山崎和憲氏
  • 海辺のコテージのような外観 海辺のコテージのような外観
  • 高級車がズラリと並んでいる 高級車がズラリと並んでいる
 東京の田園調布と並ぶ関西エリアの高級住宅街である芦屋の近郊に中古輸入車専門店で年間300台以上を売り続ける販売店がある。
 店の名前は「オンリーワン夙川(しゅくがわ)店」。高級住宅街だから売れて当たり前だと思うだろうが、実は芦屋エリアは輸入車の新車はよく売れるが、中古車には厳しいエリアなのである。高所得者層は新車には興味を示すが、型落ちの中古車には近所の目もあって需要が低いのである。
では、どこに・いかにして販売しているのか。取締役営業部長の山崎和憲さんにお話を伺う。

▼お店の概要は?
「ベンツやアウディを中心に100万円前後から400万を超える高額車まで、走行距離が短くて履歴がしっかりとしたディーラー車のみを50台以上展示。全ての在庫車は詳細なオプション表示と車両の各画像を1台につき70枚から80枚はネットに掲載している」

▼スタッフは?
「仕入専任の担当者1名と3人の営業マン。そして事務スタッフの5名体制。高額商品を扱っているため言葉遣いを丁寧に清潔感のある服装を心がけている。特に営業マンはツナギではなくスーツ着用を義務化している」

▼顧客は?
「まずは2ヵ所ある指定整備工場でお付き合いのある古くからの顧客。1ヶ月・6ヶ月無料点検や些細な点も気軽に訊けるようなアフターサービスを心がけている。また最近急激に増加しているネットを通じて販売した顧客。北は北海道から南は沖縄まで、日本全国にわたって増加傾向にある」

▼販売方法は?
「クルマのプロとして展示車の詳細を知り尽くしてから販売。仕入れたクルマは独自の厳しいチェック項目に則っての点検や整備はもちろんだが、全てのオプションの詳細と金額を調査・把握してプライスボードに記載、ネットにアップしている。そのため展示車として店頭に並べるまで相当な手間がかかる。スタッフは車輌の程度や品質など事細かに知っていなければ本当に良いクルマを提供できないと考えている」

▼仕入れは?
「仕入専任の担当者が全国のオートオークションの相場を調査。人気車種の見極めも大事だが、値段が下がり始めるタイミングを把握して1円でも安く人気車を提供することを心がけている」

▼こだわりは?
「お店のHPの在庫車を見て欲しい。大量の画像と詳細なオプション表示が最大のこだわり。また輸入車情報誌を見てクルマの写真の撮り方を研究、中古車情報誌『GooWorld』を見て近隣他店の研究もしている」

●あとがき
取材当日にも多数の受注が入り、スタッフは忙しく立ち回っていた。売れない時代に売れるお店は、独自のこだわりを大切にして販売していると実感した取材であった。

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