自動車関連の仕事に就いている我々が避けられない問題が事故。顧客が遺族となった時には「東海交通遺児を励ます会」の存在を伝えて欲しい。活動範囲は東海3県だが、40年間も交通事故で保護者が死亡した子供の福祉・自立を支援している。今回はこの会が3月20日に開催した「第40回中学を卒業する交通遺児を励ます集い」を紹介する。当日は名古屋市のホテルメルパルクに80人の親子が招待され、開催に先駆けて東日本大地震の犠牲者と亡き肉親に向けて黙祷が捧げられた。その後小笠原会長から「今回は時期的にこの会の中止も考えたが、卒業する皆さんが震災や将来を真剣に考え、語り合う場として開催を決定した。今日一日を有意義に過ごして欲しい。また、この会には何でも相談して上手く活用して欲しい」と挨拶を述べた。その後「中学を卒業して」というテーマで遺児を代表して4名が作文を読み上げ、丸菱工業の河村嘉男会長から講話が語られた。さらに卒業記念にフランス料理を用意、ホテルスタッフによるフランス料理マナー講習会も開催された。