一般社団法人日本自動車査定協会千葉県支所（在原和美支所長）と一般社団法人日本自動車販売協会連合会千葉県支部（出野祥平支部長）は11月７日、「第16回千葉県中古自動車査定士技能コンテスト」をトヨタユーゼックのＴＡＡ関東会場（千葉市美浜区）にて開催した。

　同コンテストには県内ディーラーの19社35名が出場。コンテストは実車査定と学科試験を合わせた総合得点を競い、１位となった千葉日産自動車（株）の坂本伸吾選手が最優秀査定士賞を受賞した。最優秀査定士賞を受賞した坂本選手は、来年７月に実施予定の「中古自動車査定士全国技能コンテスト」に千葉県代表として出場権が与えられた。
　坂本選手は「コンテスト出場が決まってから、とにかく多くの車を見て、多くの本を読んできた。修復の見方も先輩に話を聞き、指導をいただいたおかげ」と喜びを語った。

　コンテストに先立ち挨拶に立った在原支所長は「本大会の目的は査定技能の向上をもとに中古車流通の健全さを図り、一般ユーザーからの信頼をより多く得るためのもの。選手の皆様は平素研鑽した力を存分に発揮し、栄冠を獲得していただきたい」と述べた。
　続いて（株）ホンダカーズ千葉の石井公章氏による選手宣誓、日査協千葉県支所小型車基準価格委員会別府浩幸委員長より実施要綱の説明がなされコンテスト開始となった。

　今回初めてコンテスト会場となったＴＡＡ関東会場は、オークション以外でも幅広く利用してもらうことを目的に一昨年の会場改修時に検査室や会議室を新設。会場利用者からも「素晴らしい施設」との声も上がっていた。