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関東中古車AA流通状況(3月下旬) 期末要因に震災の影響で売り気配が急進行 新年度は上昇要因もあるが不安定な展開か

 関東地区のAA中古車流通は3月下旬、年度末の換金ニーズと東日本大震災の影響が作用し、売り展開が急速に推移した。

 11日の震災時点までは年度末に向けた売り気配が強まる推移だったが、以降約1週間主要会場が殆ど休催。以降、燃料不足や計画停電など取引、物流インフラが不完全な状態の中、順次再開。直後こそ成約率は幾らか下支えが見られたものの集荷内容特性などの要因による上下動など取引状況は不安定に推移。最後の1週間で急速に出品増、成約率は前月比で10pt前後低下の推移となった。

 震災の影響から消費者層の大型消費は停止し、関東圏は新車、中古車問わず販売が急減速、そのため、小売向け需要のうち中高価格帯は引き合いが低下、成約が鈍化した。
 より大きな影響を受けたのがリサイクル需要の入る低価格帯。再生鉄の輸出先が原発・放射能の影響を嫌気、また南東北地区に点在したリサイクル工場大手の稼動休止などから引き合いが低下、買いが下支えられず、成約率では20pt前後の低下局面となった。

 この成約下降局面の一方で成約率水準はリーマンショック直後09年同月比では上の水準で、構造的には依然需給は需要が勝る状況。また被災地からの喪失した車両の当座の代替需要も散見されるなどがあるが、当面市場は不安定要因を織り込んだ推移とみられる。

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