車買取・販売のアップルのフランチャイズ本部であるアップルオートネットワーク（東京都中央区・長塚秀明社長）は11月15日、ガーデンシティ品川において「アップルベストスタッフコンベンション２０１７」を開催した。今回の開催で11回目を迎える同イベントは、全国のアップル店舗から総勢４１２名のスタッフならびに関係者が一堂に集結した。

　平田周太郎執行役員による開会宣言が行われた後、オープニングメッセージとして長塚社長が登壇し「アップルは、４年連続で、顧客満足度ランキング第一位を獲得した。しっかりとお客様と向き合った商談ができている現れだと思う。しかしながら、これまでアップルが最も強いとしている接客項目が２位となってしまったことは非常に悔しい。比較した１位ではなく突き抜けた一位を何としてもとりたい。本部としては、習慣化した思いやりをチェーン内に普及させるべく施策を投入していく」とした上で、今後の課題としては「年間買取台数７万５８００台の車両情報、顧客情報がチェーン内に集めきれていない。チェーンとして最大のメリットとして、このタイミングで情報の統一化、共有化を確立したいと考えている。こうした情報が活用できなければ、今後勝てない。情報の共有化は必ず必要になってくる、お客様が何を求めていて、何を提供すればいいのか分析ができるような状態にしておく必要がある。アップル全体として活用できる共有システムを構築したい」と述べた。

　コンベンション第二部では、クロフネカンパニー代表取締役中村文昭氏による基調講演「心にしみる顧客満足」が行われた後、第10期業績向上研究会前川政輝会長（マック代表取締役）、倉本康宏副会長（アップルオートネットワーク執行役員）から活動報告がなされた。続いて、「Ｔｈｅ志事道」と題し、成績優秀店（諏訪インター店、黒崎インター店）の店長が、店舗運営における前向きな「想いや在り方」についてそれぞれプレゼンテーションを行った。メインイベントとなる業績優秀店の表彰式が執り行われ、今年度の総合部門Ｓ１リーグ優勝店は、「アップル小牧元町店（ファイントラスト）」となった。

　コンベンション第三部では、前川政輝社長（マック）による乾杯の発声の下、懇親会が催され、恒例の大抽選会がスタートし、会場は熱気につつまれた。創業から29年、次の30周年に向けて、お客様からの「ありがとう」を最も大切にするアップルグループは、ここに一致団結し、新たに「志事道」を追求し顧客感動度を高めていく。