日本中古自動車販売協会連合会（東京都渋谷区・海津博会長、ＪＵ）は９月４日、オリエントコーポレーション（オリコ）本社会議室で「平成２９年度ＪＵ中販連全国金融委員長会議」を開催した。当日は、今年度のＪＵクレジット年間目標である２０００億円の達成に向けて、全国各都道府県のＪＵ金融委員長とオリコ社全国支店長の総勢１６８名が一堂に会した。

　今年度のＪＵクレジット実績は４月から７月まで４ヶ月連続で目標達成および前年実績超えの好発進となっており、現在の達成率１位はＪＵ宮崎、２位ＪＵ福岡、３位ＪＵ大分となっている。取扱高実績では、１位ＪＵ愛知、２位ＪＵ大阪、３位ＪＵ埼玉という状況である。全国の目標達成率は１２９％、前年同期比では１０９％と順調な滑り出しとなっている。
　
　会議冒頭の挨拶で海津会長は「今年度はＪＵ組織の改選期にあたり、各商組で多くの新しい金融委員長が就任した。本会議の目的は、ＪＵ各商組の金融委員長とオリコの責任者が一堂に会し、あらためてＪＵ中販連とオリコ社の提携経緯と意義を確認し、一層の提携強化を図ることにある。提携前となる昭和５９年以前の組織クレジットは、５信販体制による提携を行っていたが、各社のオートローンからの撤退・提携解消などでクレジットの取扱いが激減し、財政上の立て直しが急務となっていた。その立て直し計画としてＪＵ中販連から信販各社に対して新たな提案を行ったが、賛同していただいたのはオリコ社のみだった。その後「共存共栄」を目的に提携し、オリコ社のクレジットをＪＵクレジットとして組織的に推進することになった。ＪＵとオリコの信頼関係は世代交代が繰り返されても、提携当初の情熱を忘れずに未来永劫にわたり続いていくと信じている。今後も共に歩み、共に栄えていきたい」と述べた。

　続いてオリコの河野雅明社長は「ＪＵ組織とオリコの提携経緯や共存共栄という理念を再確認して、ＪＵ組織と共に発展を目指したい。２０００億円の達成は１０月１１月のオータムキャンペーンの成功が鍵を握るため、オリコ全社員の総力を挙げて盛り上げていきたい」と力強く挨拶した。

　会議では、加藤勝義金融委員長による平成２９年度事業取組報告のほか、全国７ブロックからＪＵクレジット推進成功事例が発表されるなど、出席者全員に好事例が共有された。加藤委員長は「今年度は４月から４ヶ月連続で目標達成と前年を超える実績となっている。年間目標である２０００億円の達成はもちろんのこと、前年実績の２３８４億円を超えたいと考えている」と力強く語った。

　会議第２部の決起大会では、ＪＵクレジットオータムキャンペーンの成功に向けて、各ブロックごとに力強い決意表明が行われた。オリコからは、小斎博樹自動車統括部長が目標必達と前年実績超えへの決意を表明。最後に伊藤行雄副委員長により決起大会が締めくくられた。