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「パッと見」評価は、使い分けが大事(外装チェック後編)

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株式会社ジャッジメント 取締役 橋本剛

 春は査定案件が多くなる季節です。競合を勝ち抜きユーザーから買い取った車をオークションで売却する場合、「出品検査」を受けなければなりません。 また店頭販売をするにしても「第三者機関」による評価を受けることが定着しつつあります。 高評価を想定した高額査定を行う際は、より丁寧なチェックが求められます。今回はその「チェック方法」をご紹介いたします。

◆側面は「目線の高さ」が重要
 例えば側面のチェックをする場合、パネルを3つに区分して頭(目線)の高さを調整します。なぜなら側面パネルの形状は湾曲しており、下部に向かうほど内側に絞り込まれるので、その形状に目線の高さを合わせる必要があるからです。査定時で多い「中腰」の姿勢で確認できるエリアは「高」と「中」のエリアとなります(画像A)。「低」のエリア(特にステップ下面)は頭をかなり下げないとダメージを確認することはできません(画像B)。「できるだけ頭の位置は低くする」オークション会場の検査員はこれがしっかりとできているのです。

◆受け面のへこみはこう見る
 次にボンネットやルーフパネル等の通称「受け面」です。ミニバンやSUVの査定でやっかいなのは「ルーフパネル」の確認です。高い位置にある部位なので、タイヤや室内に乗り上げないと確認することが難しいです。査定では手間がかかるので、一度の確認で終わらせてしまうことが多いのではないでしょうか。実はこれが危険。ルーフパネルは前方から後方へ、そして左端から右端にかけて山なりに湾曲している形状です。手前から山の向こう側が見えないのと同じで、ルーフパネルも見える範囲が限られてしまいます。これを防ぐには「四つの角から確認する」ことが最適です(画像C)。

◆見落としの要因
 今回紹介した外装だけでなく、修復歴のチェックについても「パッと見きれいだから大丈夫だろう」という油断から見落としは発生します。評価によって価値が大きく変わる案件ほどこの「・・・だろう」に惑わされないよう注意してください。






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