近畿自動車リース協会（三宮士郎会長）はこのほど、、大阪市住之江区のベイオークで「第３１回研修会」を開催した。同協会の加盟企業から１０２人が受講し、オートオークション（ＡＡ）の仕組みや中古車相場、中古車輸出の動向などを学んだ。

　今回の研修会では、ベイオーク（塩原淳平社長）の全面協力のもと、同社ＡＡのメイン会場を使用し、座学や実車を用いた検査の講習、模擬セリの実施などを通じて、広く中古車流通についての研修を実施した。

　同協会の影山和男幹事による開会挨拶に続いて、第１部ではベイオークの秦健二会場長が「オークションについて」と題した講習により、ＡＡ流通の仕組みや歴史、現在の業界動向などをレクチャーした。
　
　第２部では、樋口晴久会場長が講師を務め、「検査・評価について」と題し、検査の仕組みや事故による修復歴の扱いなどを講習、同社検査員が実車を検査するライブ映像をウェアラブルカメラで撮影、プロジョクターで映すという臨場感溢れる実車講習も好評だった。

　第３部では「中古車相場について」をテーマに、新車・中古車の販売価格の推移、ＡＡ相場などについて学んだ。第４部では、同社営業部の森好二郎氏が「貿易（輸出）について」というテーマで講師を務め、現在の輸出市場の動向や貿易相場などを説明した。実際のセリを再現した模擬セリなどを通じ、中古車流通への理解を深めた。