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3月鉄スクラップ市況情報

  • 鉄スクラップ価格推移 鉄スクラップ価格推移

先行きへの期待感を伴いながら新年度迎える

 日本鉄リサイクル工業会(東京都新宿区)は4月1日、国内の鉄スクラップマーケット情報を発表した。3月の国内鉄スクラップ相場は、全国的に大幅な安値修正が進み騰勢を強めた。月末のH2炉前価格は関東で前月比約2500円高の1万8000~1万9000円前後、関西でも同約3500円高の1万8000~1万9000円を付け、国内相場は昨年8月以来7ヵ月ぶりの水準を回復している。

 月初に中国・全人代で過剰設備の削減と鉄道・道路などインフラ整備への巨額投資が決定すると、これをきっかけに鋼材価格や鉄鉱石などの原料価格が軒並み急騰し、国際的な鉄スクラップ市況の値戻しにつながった。海外ではトルコ向け欧米産鉄スクラップ成約価格が急伸し、米国産NO1HMSの韓国向け成約価格は235ドル(CFR)と前月比およそ55ドル大幅に上昇した。また、ベトナム政府が輸入ビレット、棒鋼に対しセーフガードを発令したことも追い風となって、日本からの韓国・台湾向け輸出FOB価格は2万2000円程度に続伸し、こうした輸出相場の強基調に引っ張られる形で国内相場は上昇基調を辿った。

 国内では小棒生産が2月まで18ヵ月連続で前年同月比マイナス推移するなど需要は依然として低調にとどまるが、原料価格の上昇を契機に建材需要は上向きつつあるとの声が増えており、鉄スクラップ相場は先行きへの期待感を伴いながら新年度を迎えている。

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