IAA大阪(大阪府泉大津市)は、リユース車や輸出向け商品車中心の出品構成で知られる。同会場の梶川義昭会場長に聞いた。
―現況は
「GNNオークションの事業を引き継ぎ、IAA大阪として再出発したのが2009年11月。2010年に入っても、エコカー補助金によるリユース車減少や、補助金終了後の商品中古車全般の減少などにより、中古車流通を取り巻く環境は厳しい状況が続いているが、経費の徹底的な抑制や身の丈にあった運営施策に徹することで、月によっては黒字を計上できるようになった。その結果として、何とか2度目の新年を無事に迎えることができ、会員に心より感謝している」
―市況の見通しは
「メーカー各社は前年比で販売減を予想しており中古車の流通台数も品薄傾向が続くと思う、とはいえ、年間を通じて常に新車販売が低水準ということではなく、比較的売れる月もあれば低調な月もあったりと起伏があるはず。流通台数においても同様のことがいえると思う」
―具体的施策は
「当会場の特色は『最低応札価格保証』をレギュラー実施していること。鉄スクラップ相場はリーマンショック前の水準に戻し、トンあたり4万円前後に回復している。この状況にあわせ、リサイクル事業者の協力を得て最低応札価格保証の価格を地域トップクラスの高値に設定している。設定価格は市況にあわせ上下
するが、現在は3001㏄以上の乗用車で6万円程度の価格に設定している。鉄スクラップ相場の上昇に加え、国内・海外問わず中古パーツへのニーズが旺盛であることがこの施策を後押しているが、低価格帯に根強い支持をいただいていることから、実際のセリでは最低応札価格を超える落札が多く、おかげさまで好評をいただいている」
―今後の抱負は
「低価格帯には、輸出業者やリサイクル業者のみならず、デフレが定着している国内経済を反映し小売業者からも引き合いが増している。大阪府の南部で営業するAA会場として、大阪南部の地元会員をはじめ多くの利用をいただいており、今後も会員のニーズに応えられる運営を実践することで顧客満足度を高めていく。結果として、月間5000台の集荷と成約率5割の達成を目指す」
(久保元)
―現況は
「GNNオークションの事業を引き継ぎ、IAA大阪として再出発したのが2009年11月。2010年に入っても、エコカー補助金によるリユース車減少や、補助金終了後の商品中古車全般の減少などにより、中古車流通を取り巻く環境は厳しい状況が続いているが、経費の徹底的な抑制や身の丈にあった運営施策に徹することで、月によっては黒字を計上できるようになった。その結果として、何とか2度目の新年を無事に迎えることができ、会員に心より感謝している」
―市況の見通しは
「メーカー各社は前年比で販売減を予想しており中古車の流通台数も品薄傾向が続くと思う、とはいえ、年間を通じて常に新車販売が低水準ということではなく、比較的売れる月もあれば低調な月もあったりと起伏があるはず。流通台数においても同様のことがいえると思う」
―具体的施策は
「当会場の特色は『最低応札価格保証』をレギュラー実施していること。鉄スクラップ相場はリーマンショック前の水準に戻し、トンあたり4万円前後に回復している。この状況にあわせ、リサイクル事業者の協力を得て最低応札価格保証の価格を地域トップクラスの高値に設定している。設定価格は市況にあわせ上下
するが、現在は3001㏄以上の乗用車で6万円程度の価格に設定している。鉄スクラップ相場の上昇に加え、国内・海外問わず中古パーツへのニーズが旺盛であることがこの施策を後押しているが、低価格帯に根強い支持をいただいていることから、実際のセリでは最低応札価格を超える落札が多く、おかげさまで好評をいただいている」
―今後の抱負は
「低価格帯には、輸出業者やリサイクル業者のみならず、デフレが定着している国内経済を反映し小売業者からも引き合いが増している。大阪府の南部で営業するAA会場として、大阪南部の地元会員をはじめ多くの利用をいただいており、今後も会員のニーズに応えられる運営を実践することで顧客満足度を高めていく。結果として、月間5000台の集荷と成約率5割の達成を目指す」
(久保元)