プロトコーポレーション（名古屋市中区・神谷健司社長）の１００％出資のグループ会社であるバイクブロス（東京都千代田区・渡邉潤社長）は、ハーレーダビッドソンジャパンに対しアクサ損害保険が提供する「ＨＡＲＬＥＹ モーターサイクル保険」の趣旨に賛同し、本保険加入者に対し胸部プロテクターを無償で提供するという取組みを、アクサ損害保険、コミネと共同で開始した。

　肩や肘のプロテクターの認知や普及が進む一方、二輪車死亡事故者の約３割を占める胸・腹部損傷からライダーの命を守る胸部プロテクターの装着率が低いことが現状の問題であり、胸部プロテクターの着用推進は二輪車業界にとって重要な課題となっている。

　同社は、２０１５年１０月より開始される「ＨＡＲＬＥＹ モーターサイクル保険」の加入者に対し無償で胸部プロテクターを提供する今回の取組みに関し、本保険加入者が専用の胸部プロテクターを取得するためのインフラとして、バイクブロスのリテール事業が運用する流通機構を提供する。なお、この度提供する胸部プロテクターは、アクサ損害保険、バイク用品を製造するコミネ、及びバイクブロスが協力して製作し、一般市場での販売は行わないオリジナル製品となる。

　バイクブロスは、二輪車業界で事業を行う企業としての責務として、今後とも二輪車事故による死亡者を一人でも減らすための取組みを行っていく。


※「胸部プロテクター推進」とは
肩や肘のプロテクターの認知や普及が進む一方、胸部プロテクターの装着率は低く、胸・腹部への損傷が二輪車死亡事故者の約3割を占めているのが現状だ。この胸部プロテクターの着用推進は、二輪車業界の大きな課題となっている。