中販連関東甲信越連絡協議会（ＪＵ関連協・海津博会長）は５月30日、東京都内のホテルにおいて「青年部定期総会・理事会・定期総会」を開催した。

　冒頭挨拶に立った海津博会長は、「クレジットキャンペーンでは、本部目標の６００億を大きく上回る６３４億という大変素晴らしい結果を収めた。恒例のリレーＡＡでは、昨年のオータムで成約率において過去最高を記録。ＪＵ安心ダイヤルは、１万７０００件を超える加入があった。関連協からスタートしたＪＵ安心保証は、１０００件を超える取引件数で着実にユーザーからの支持を得ている。今年度、関連協としては、消費者相談業務の取り組みを強化する。今後は更に消費者から信頼される組織とし、JUの安心と信頼を全国のお客様に具体的に訴求していく」と述べた。

　平成２６年度事業活動報告では、会員店への更なる小売支援策としての「JU安心保証」のしくみ構築と改善、「JU安心ダイヤル」の更なる改善、「販売士」、「品質評価」、「適正販売店」の普及と健全な運営のための啓蒙活動、消費者保護強化を目的とした「消費者相談業務」の強化、「テントリ」の推進等１０項目が報告された。

　平成２７年度事業計画案については、中古車業界におけるJU組織の重要性を共通認識とし、最終目的である「信頼される業界の確立」、「消費者の安心と信頼」の実現と、JU設立５０周年に向けて組織内・組織間の連携を更に強化し活気ある事業、魅力ある組織というテーマを高めていくための施策を中心とした計画・予算案が上程され、全てが承認決議された。

　続いて開催された懇親会で挨拶に立った海津会長は、業界を取り巻く環境が厳しい中、JU中販連に求められていることとして「今こそ、中販連組織が一丸となって、大資本プレーヤーに対抗できる環境を整えることが必要」述べ、販売台数減少が見込まられる中で「未来の業界を担う人材育成」、「生き残りをかけた仕入・販売強化」、「仲間とともに成長・組織改革」の３つの戦略テーマを具体的に実行すると表明した。また、海津会長は、「JU全国組織の強みを生かし、地域ユーザーにとって価値の高い中古車販売プロ集団となることが我々にとって最重要である」と強調した。

＜JU関連協理事・役員・新体制＞
会長：海津博（JU新潟会長）
会長代行・総務委員長：高谷昭彦（JU栃木会長）
副会長・金融委員長：山田久男（JU神奈川会長）
副会長・指導環境委員長：塚田長志（JU長野会長）
副会長・流通委員長：宮崎登（JU千葉会長）
副会長・小売振興委員長：兵藤達雄（JU群馬会長）
副会長：有井金三（JU山梨会長）
副会長：薄辰美（JU埼玉会長）新
副会長：長田雅彦（JU東京会長）新
副会長：堀江知弘（JU茨城会長）新
副会長：佐藤一男（JU新潟会長代行）
専務理事：森田康弘