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変革期の中古車流通を考える〜 「再利用」と「環境貢献」自動車リサイクル事業者 Vol.1 ユーパーツ(埼玉県熊谷市)

  • 本社内の展示ブースでもCO2削減量の「見える化」 本社内の展示ブースでもCO2削減量の「見える化」
 自動車産業が転換点を迎える今、自動車リサイクル事業にスポットを当て連載する。中古車流通に接続する事業としても注目すべき点は多い。

 ユーパーツ(埼玉県熊谷市)は関東を中心に10店舗を展開する大手事業者。同社の特徴のひとつは、リサイクル部品の品質向上と環境対応推進が表裏一体となり、自動車リサイクル事業=環境貢献事業のモデルを体現していること。99年に自動車リサイクル業界初のISOの品質マネジメントシステム9002、02年に環境マネジメントシステムの14001の認証を取得。自動車関連業の中でも「環境」=「品質」を先駆けて確立した。

 同社に入庫したリサイクル対象車輌には、詳細な作業指示書が発行され、それに基づいて各部品の取外し作業が確実な工程で実施される。そして、その部品の品質管理機器は同社独自の技術で開発。その一例がエンジン単体でテストが可能なスターター「かける君」。補機、ハーネスなどが無くともエンジン本機を動作し品質確認が可能。トヨタ・日産の直噴エンジンにも対応した新型を開発、10年3月から導入している。

 また、積極的な環境貢献活動として、特にC02削減量の見える化を推進。08年1月に早稲田大学環境総合研究センターと共同で自動車リサイクル部品のC02削減量の数値化を実現。以降もこの「見える化」を積極的に推進、10年の2月にはこの取組みを以って「ストップ温暖化『一村一品』大作戦(主催・環境省)に埼玉県代表として選出され出場、環境大臣優秀賞のほか、web投票1位の反響を獲得、審査員特別賞を受賞した。

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