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関東中古車AA流通状況(11月下旬~12月上旬) 年末に向けた売り気配も大きく狂わされる 20日過ぎまでもタマ不足で成約が上ブレ

 関東地区のAA中古車流通は12月初旬から中旬にかけて、年末に向けた動きに入りながらもタマ不足傾向に大きく影響され推移した。

 主要AA会場の開催実績は表面的には、秋口からのタマ不足、高成約基調で12月第3週も推移した。年末を控えたこの時期は通常、換金優先の売りが強まり出品が膨らみ、買いが軟調化し成約と取引金額が低下する動きとなるので、その意味では例年と逆の動き。新車補助金終了から四半期が経過しても、その反動でのタマ不足が中古車の需給バランスを大きく狂わせ続けている。

 しかし、だから市場への年末要因の作用が無いかというとそうではない。取引の状況を見ると車種カテゴリや価格帯によっては取引価格の軟調化や年末を控えた売り気配で取引が動く例も多々見られる。俯瞰的に見ると流通自体は年末に向けた動きとなっているが、AA流通の成約率はタマ不足によって大きく上ブレしているという状況。

 それだけ現在のタマ不足=流通台数縮小は相当厳しいリセッション作用を及ぼしたということで、11年はそれが安定に転じるか、或いは緩和方向に向かうのかが注目点。

 また、輸出については12月中旬に早々と人気のセダン車の買いに動き始めた例もあり、11年も昨年の基調、もしくは以上の引き合いになるものと思われる。

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