ジャッジメント
査定の際、フロントエリアの修復歴確認では、多くの要所に目を向ける必要があります。そんな中でもまずは目を向けてみたいおすすめの場所をご紹介します。
●外観が違うのにボンネットを開けてみると・・・
現在市販されている多くのモデルは“小型FFモデル専用”、“中型FRモデル専用”等のプラットフォームを基本骨格としてボディがデザインされています。見た目が全く違うモデルであっても、ボンネットを開けてエンジンルームの骨格部分を観察すると“他車で見たことある骨格形状”と感じるのはこのためです。
●フロントフェンダーを取り付けるステーに注目!
同じプラットフォームを採用しても異なるデザインが実現できるのは、外板部位を取り付けるステー(ブラケット)類が各所に設置しているからです。画像①をご覧ください。こちらはトヨタ・ルーミーの左フロントインサイドパネルで、上部にフロントフェンダーステー(赤丸)が確認できます。ボリューム感のある外観デザインにするため、高さのあるステー形状となっているのがわかります。しかしこの形状がゆえに衝撃波及による損傷リスクも高まってしまいます(画像②)。
●衝撃波及のバロメーター
フェンダーステーは、デザインの自由度を高めるだけでなく“衝撃を吸収する”役割も担っています。かつてフロントフェンダーはフロントインサイドパネル上面に直接装着されていましたが、こうしたステーの多用によって令和の自動車は設計されています。査定検査の視点で見ると、外板部位と骨格部位を仲介する各ステーは“衝撃波及のバロメーター”として修復歴チェックの参考になります。エンジンルームを観察する際、まずはフロントンサイドパネル上面に注目してみてください。
●外観が違うのにボンネットを開けてみると・・・
現在市販されている多くのモデルは“小型FFモデル専用”、“中型FRモデル専用”等のプラットフォームを基本骨格としてボディがデザインされています。見た目が全く違うモデルであっても、ボンネットを開けてエンジンルームの骨格部分を観察すると“他車で見たことある骨格形状”と感じるのはこのためです。
●フロントフェンダーを取り付けるステーに注目!
同じプラットフォームを採用しても異なるデザインが実現できるのは、外板部位を取り付けるステー(ブラケット)類が各所に設置しているからです。画像①をご覧ください。こちらはトヨタ・ルーミーの左フロントインサイドパネルで、上部にフロントフェンダーステー(赤丸)が確認できます。ボリューム感のある外観デザインにするため、高さのあるステー形状となっているのがわかります。しかしこの形状がゆえに衝撃波及による損傷リスクも高まってしまいます(画像②)。
●衝撃波及のバロメーター
フェンダーステーは、デザインの自由度を高めるだけでなく“衝撃を吸収する”役割も担っています。かつてフロントフェンダーはフロントインサイドパネル上面に直接装着されていましたが、こうしたステーの多用によって令和の自動車は設計されています。査定検査の視点で見ると、外板部位と骨格部位を仲介する各ステーは“衝撃波及のバロメーター”として修復歴チェックの参考になります。エンジンルームを観察する際、まずはフロントンサイドパネル上面に注目してみてください。