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令和最新版【査定検査ガイド】⑬見えにくい場所にご用心

 お客様の車を確認する際、まず目に入るのは車両の外観です。前回も申し上げましたが外観は、その車の第一印象を決定づける重要な要素。しかし“見えにくい場所”が評価の分かれ目になるケースもあります。

●令和時代のエアロパーツ事情
 かつて平成時代、その中期頃まではカーナビやアルミホイール、そしてエアロパーツと言えば“社外品”で揃えることが定番でした。それが現在においては“純正オプション品”の方が充実し、これらを装着したグレードもラインナップされるようになったのは、皆様もご存じのとおりです。ノーマル状態でもスタイリッシュなボディデザインが多いのですが、その一方、査定において注意しなければいけない点も増えてきたのも事実。それが“下面”です。

●エアロパーツ装着車の定番ダメージ
 私達検査員hが行う外装の確認手順では“部位下面のチェック”が随所に組み込まれています。この動作は、最近組み込まれたという特殊なものではなく、以前から基本の動作として行っているものです。それだけ、下面エリアを損傷しているケースが多いとも言えるのですが、エアロパーツ装着(画像①)やスタイリッシュなデザインのバンパーが増えた現在、下面を損傷している車両がさらに増えているように感じます(画像②)。
 
 
●車両評価への影響は?
 たとえ下面という見えにくいエリアのダメージでも、オークション会場での出品検査では必ず発見され、車両情報、そして評価点へ反映がなされます。ただし、バンパーやサイドスポイラーのような樹脂製パネルの場合、鋼板製パネルに比べて評価点への反映を軽減させる等の調整をしているので、もともと評価が4点以下のコンディションであれば、さほど影響しないというのが実情です。反面、5点以上の“高評価”が期待できる車両の場合、この下面に残るダメージが評価に大きく影響するケースもあります。ぱっと見では、そのダメージに気付かない状態だったとしても、ダメージが広範囲に及んでいる場合、0.5点以上評価点が低くなってしまうのは、そこに理由があったりすのです。


●下面チェックに便利なグッズ
 最低地上高が低いモデルほど、下面の確認は姿勢的に面倒になりがちです。それが雨天時であればなおさらのこと。そこで私達が利用しているのがネット通販でも入手可能な“貼れる“ミラーシート(画像③)。入力用端末のケースやバインダーの片面に貼っておけば邪魔になることもありません。雨天時でも“気合い”で下廻りの確認を行う私達検査員より、もしかしたら出張査定の多い皆様方の方が有効活用できるかもしれません。興味をお持ちになった方は、ぜひ試してみてください。
 

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