JU中販連・JU中商連
新年明けましておめでとうございます。2023年の新春を迎えるにあたり、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
さて、昨年も新型コロナウイルスが猛威を振るった1年となりましたが、現在は、厳しい行動制限措置等は課されておらず、外食や旅行といったサービス消費への影響は、少しずつ回復傾向にあるなど、まだ予断は許さないものの、徐々に日常が取り戻されつつあります。しかしながら、ロシアによるウクライナ侵略、世界的な物価高や資源高など様々な要因もあり、わが国経済の先行きに対する不透明感は高まっています。
自動車業界においても、新型コロナウイルス感染の拡大並びに世界的な半導体部品不足により、自動車メーカー各社では生産の遅れが続いており、中古車業界にも極めて大きな影響が出ております。中古車流通市場のタマ不足、オークション相場高騰の長期化など厳しい状況は続いており、小売を取り巻く環境は依然逆風の状況下にあります。半導体の不足は徐々に解消されつつも、今後も、新車の納期の遅れが続くとの見方が多く、コストアップなどの不安材料もあります。
また、地震や豪雨などの自然災害は増加傾向にあり、納期の短い中古車の需要は、以前にも増して拡大してきています。安心・安全な中古車の安定供給は、引き続き最重要課題であり、JU中販連をはじめとして各県JUの果たす役割はますます重要になってきております。
このような状況の中、1月から車検証の電子化、10月からは自動車公正競争規約・同施行規則改正による中古車販売価格の支払総額表示および適格請求書等保存方式(インボイス制度)がスタートします。車検証の電子化については、継続検査や変更登録などで記載事項の変更を伴わない基礎的な情報だけが券面に記載されることになることから、所有者などの情報はICタグにのみ記録されることになり券面では確認できなくなります。このため、オークションにおける名変確認などでは一部新たな運用となりますので、ご利用の際は皆様方のご理解・ご協力をお願いいたします。
中古車販売価格の表示については、現状は、「現金価格(車両価格)」か「支払総額」のいずれかを表示することとなっておりますが、表示適正化に向けて、「支払総額」の表示が義務付けられます。施行は10月になりますので、それまでの間に会員の皆様方への周知の徹底などを進めながら、業界の健全化に向けて進んでまいりたいと考えております。
また、同じ10月から導入されるインボイス制度については、インボイスを交付する事業者となるためには事前に登録申請が必要となるため、周知を図っているところです。インボイスを発行できない消費者から仕入れた中古車については仕入税額控除が可能となるよう要望してきた結果、一定の事項が記載された帳簿を保存することで仕入税額控除が認められておりますが、オークション流通においては、出品店が落札店に直接インボイスを発行することは困難であるため、JU中販連では特別な措置が必要であると要望し、出品店と落札店の間に入るオークション会社が「落札店にはオークション会社の名称及び登録番号を記載した請求書を交付」「出品店には精算書等を交付し写しを保存」することで、落札店はその請求書をインボイスとみなし、仕入税額控除ができる特例措置が取られることになっています。
今後も、税制や法制、国などの諸施策について、中古車流通に影響を及ぼすことがないよう要望を行ってまいります。
JU中販連では、皆様方のあたたかいご支援とご協力により業界を牽引する役割を果たすべく各種事業に取り組んでおりますが、この変革期の中、様々な課題が浮き彫りとなっております。
我々に課せられた使命の大きさに身の引き締まる思いですが、それらを一つひとつ解決していきながら未来を切り拓いていく所存です。そのためにも、常に各方面にアンテナを張り巡らし、様々な変化を正しく察知しながら知見を広げ、計画的に組織体制の強化を図り多岐にわたる施策を実行してまいりたいと考えています。
車の最先端技術は、日々進化し続けていますが、安心・安全な車をユーザーにお届けするというJU中販連に求められる役割に変わりはないものと思います。今後も、ユーザーの信頼確保に向けて、中古車業界の健全な発展に努めてまいりますので、引き続きご支援ご厚情を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとりまして大きな飛躍の年となりますよう心から祈念いたします。
さて、昨年も新型コロナウイルスが猛威を振るった1年となりましたが、現在は、厳しい行動制限措置等は課されておらず、外食や旅行といったサービス消費への影響は、少しずつ回復傾向にあるなど、まだ予断は許さないものの、徐々に日常が取り戻されつつあります。しかしながら、ロシアによるウクライナ侵略、世界的な物価高や資源高など様々な要因もあり、わが国経済の先行きに対する不透明感は高まっています。
自動車業界においても、新型コロナウイルス感染の拡大並びに世界的な半導体部品不足により、自動車メーカー各社では生産の遅れが続いており、中古車業界にも極めて大きな影響が出ております。中古車流通市場のタマ不足、オークション相場高騰の長期化など厳しい状況は続いており、小売を取り巻く環境は依然逆風の状況下にあります。半導体の不足は徐々に解消されつつも、今後も、新車の納期の遅れが続くとの見方が多く、コストアップなどの不安材料もあります。
また、地震や豪雨などの自然災害は増加傾向にあり、納期の短い中古車の需要は、以前にも増して拡大してきています。安心・安全な中古車の安定供給は、引き続き最重要課題であり、JU中販連をはじめとして各県JUの果たす役割はますます重要になってきております。
このような状況の中、1月から車検証の電子化、10月からは自動車公正競争規約・同施行規則改正による中古車販売価格の支払総額表示および適格請求書等保存方式(インボイス制度)がスタートします。車検証の電子化については、継続検査や変更登録などで記載事項の変更を伴わない基礎的な情報だけが券面に記載されることになることから、所有者などの情報はICタグにのみ記録されることになり券面では確認できなくなります。このため、オークションにおける名変確認などでは一部新たな運用となりますので、ご利用の際は皆様方のご理解・ご協力をお願いいたします。
中古車販売価格の表示については、現状は、「現金価格(車両価格)」か「支払総額」のいずれかを表示することとなっておりますが、表示適正化に向けて、「支払総額」の表示が義務付けられます。施行は10月になりますので、それまでの間に会員の皆様方への周知の徹底などを進めながら、業界の健全化に向けて進んでまいりたいと考えております。
また、同じ10月から導入されるインボイス制度については、インボイスを交付する事業者となるためには事前に登録申請が必要となるため、周知を図っているところです。インボイスを発行できない消費者から仕入れた中古車については仕入税額控除が可能となるよう要望してきた結果、一定の事項が記載された帳簿を保存することで仕入税額控除が認められておりますが、オークション流通においては、出品店が落札店に直接インボイスを発行することは困難であるため、JU中販連では特別な措置が必要であると要望し、出品店と落札店の間に入るオークション会社が「落札店にはオークション会社の名称及び登録番号を記載した請求書を交付」「出品店には精算書等を交付し写しを保存」することで、落札店はその請求書をインボイスとみなし、仕入税額控除ができる特例措置が取られることになっています。
今後も、税制や法制、国などの諸施策について、中古車流通に影響を及ぼすことがないよう要望を行ってまいります。
JU中販連では、皆様方のあたたかいご支援とご協力により業界を牽引する役割を果たすべく各種事業に取り組んでおりますが、この変革期の中、様々な課題が浮き彫りとなっております。
我々に課せられた使命の大きさに身の引き締まる思いですが、それらを一つひとつ解決していきながら未来を切り拓いていく所存です。そのためにも、常に各方面にアンテナを張り巡らし、様々な変化を正しく察知しながら知見を広げ、計画的に組織体制の強化を図り多岐にわたる施策を実行してまいりたいと考えています。
車の最先端技術は、日々進化し続けていますが、安心・安全な車をユーザーにお届けするというJU中販連に求められる役割に変わりはないものと思います。今後も、ユーザーの信頼確保に向けて、中古車業界の健全な発展に努めてまいりますので、引き続きご支援ご厚情を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとりまして大きな飛躍の年となりますよう心から祈念いたします。