新車、中古車の販売から買取り、一般整備や鈑金塗装、保険などユーザーのカーライフをトータルサポートしている東日本産業（宮城県利府町、武藤彰宏社長）。同社はカーポートロクイチマルを屋号に宮城県下に３店舗（利府本店・仙台店・オートヒルズ店）を展開し地域に根差した営業活動を行っている。

　利府本店は新車リース販売に注力した店舗としてコアラクラブをはじめ各種リースプランを扱っている。また、展示場にはハイブリッド車や軽自動車を多数並べ、自社整備工場も完備している。　

　オートヒルズ店（富谷町）はオートヒルズ協同組合に加盟出店し「買って安心、乗って安心」をモットーに掲げ、軽自動車やワンボックス、セダンなどフルラインアップの車種構成で常時４００台を展示し幅広いユーザーニーズに応えている。　

　こうした地域に根差した小売りを行う一方で「ＪＵテントリは当社の事業において欠かせない」と話す武藤社長。「ＪＵテントリ」の活用法やメリットについて聞いた。
　
【「ＪＵテントリ」は欠かせないツール。青年部仲間に感謝】
　同社が「ＪＵテントリ」を始めたのは３年程前から。小売り販売に注力する一方で展示車、在庫車は全て「ＪＵテントリ」に掲載。毎月１０台から１５台を販売し、回転率向上に活かしている。
武藤社長は「『ＪＵテントリ』を使い始めたきっかけは、青年部仲間からは面白いツールと勧められたから。ＪＵ宮城青年部会長になり他県青年部との交流が増えたが、青年部仲間の多くから『ＪＵテントリ』は良いと勧められた。試しに１台を『ＪＵテントリ』に掲載したら即売れた。以降、自社の展示車、在庫車は全て『ＪＵテントリ』に掲載している。『ＪＵテントリ』を教えくれた青年部は情報交換の場でもあり、仲間も気兼ねなく良いと思う情報を教えてくれる。青年部に入って良かったと心底思える」と話す。

【購入者目線の情報を入力】
「ＪＵテントリ」への掲載は武藤社長とスタッフが二人三脚で行っている。「掲載時には試行錯誤を繰り返し、如何に情報を伝えるかを考え色々と試してきた」（武藤社長）。　
　「『ＪＵテントリ』掲載時にポイントとなる車両評価については、オークション出品車ならオークションの出品票を活かし、そのまま掲載。また、自社展示車を掲載する際は全て仕上げ済の商品車を掲載している。もちろん傷やヘコミがあれば写真でしっかり伝えている。　
写真は基本的に掲載可能枚数の上限まで載せるようにしている。写真の差し替えも携帯から簡単にできる点はありがたい。　
　また、グレード入力欄に装備情報も入れている。情報はしっかり伝えることで選んでもらいやすくなるし買いやすい。購入いただいた後のトラブルも未然に防ぐことができることを考えれば、ひと手間掛かけても結果的には良い商売に繋がっている。掲載時の価格も『ＪＵテントリ』用として店頭の小売価格ではなく、業販価格を掲載している。『ＪＵテントリ』で仕入れた車をユーザーに販売することを考えると業販価格の方がユーザーに対し商談しやすい」（武藤社長）。
　この買い手の視点に立った情報掲載や価格設定が販売に繋がり高回転率を生み出す重要な要素となっている。

【「ＪＵテントリ」は使いやすい】
　武藤社長は「ＪＵテントリ」の特長に使いやすさを挙げる。「『ＪＵテントリ』は中古車情報誌に入力したデータもボタン一つで『ＪＵテントリ』に掲載できる。再入力の手間も無く、時間の創出にも繋がっている。また、『ＪＵテントリ』は２４時間３６５日が商売の機会。週末に商談が無かった展示車が『ＪＵテントリ』で週明けには売れている。定休日でも商談が入り、売れることを考えれば『ＪＵテントリ』の存在はありがたい。また、全国から商談申込もあり、価格の安い高いを問わず商談をいただく。店舗の場合、商圏は近隣となるが、『ＪＵテントリ』は全国に店を出して商売ができるような場。『ＪＵテントリ』はやって良かったと自信を持って言えるツール。商談以外にも『ＪＵテントリ』掲載車のアクセス数もわかる点も良い。反応を見ながら価格調整もできるため、回転率向上と長期在庫の回避にも繋がっている」（武藤社長）。
　同社は買い手の小売を考えた価格設定、買い手が安心して買える情報発信、「ＪＵテントリ」のネットワーク等の特長を活用し、自社の回転率向上に繋げている。

【店舗情報】
社名：東日本産業
住所：宮城県宮城郡利府町沢乙字深山39-8
電話：022-385-5684