車両のチェック時に遭遇する“あるある”その② - グーネット自動車流通

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車両のチェック時に遭遇する“あるある”その②

整備 2018年03月28日
株式会社ジャッジメント 取締役 橋本剛
会社名:ジャッジメント
画像①アルファロメオ・159

画像①アルファロメオ・159

複数画像有

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 車をチェックする際、普段何気なく行っている動作がもしできなかったら・・・。前回ボンネットの開け方がわからないケースをご紹介しましたが、今回はそのトランク(リヤゲート)編となります。

「トランクの開け方がわからない!」
 リヤエリアの修復歴チェックにおいて、トランク(またはリヤゲート)を開ける理由とは、「リヤフロア」の状態を確認したいからに他なりません。荷室側からの確認は、立ち姿勢で楽に状態チェックを行えるので、リヤエリアの確認手法として一般的といえます。トランクを開ける方法としては、車体本体の「何処か」に設置されているトランクオープナーを作動させる必要があります。しかし、そのオープナーが簡単に見つかるとは限りません。オープナーを見つける為に余計な時間が費やされることは、査定の「確認リズム」が乱されることにもなります。前回ご紹介したボンネットオープナーと同様、トランクオープナーにも設置パターンがありますので、覚えておくと良いでしょう。

パターン①運転席周辺に設置
 国産モデルのほとんどが、このパターンとなります。主に運転席脇下や運転席側ドアの内張、そしてダッシュボードのハンドル脇付近のいずれかに設置されています。このエリアに設置されていない場合、センターコンソールBOX内を探してみましょう。ダイハツ・コペン等は、ここに設置されています。また、意外な設置場所としてアルファロメオ159は、上部の室内灯スイッチ付近に設置されていたりします(画像①②)。

パターン②車外に設置
 室内を探しても見つからない場合、トランク外側付近にスイッチが設置されている可能性があります。特に輸入車モデルは、トランクの開閉ノブに内蔵されているものが多く見られます。珍しいケースとして、ポルシェ・マカンはリヤワイパーの取り付け部品にスイッチが内蔵されています(画像③)。一見すると気づきにくいので、見逃した経験のある方も多いのではないでしょうか?

“開ける目的を考える”
 現在市販されている多くのモデルは、オープナーが見つからなくても、キーレスに内蔵されている開閉スイッチを作動させることで対応ができます。万が一故障等でトランクが開かない場合でも落ち着いてください。前述しましたが、トランクを開ける主な目的は“リヤフロアの状態チェック”をする為です。荷室側からチェックが難しいのであれば、バンパー下側からでも確認が可能です。このように普段通りの確認が難しい場合に備えて“別の手段”も備えておけば、リヤエリアの攻略はさほど難しくないのです。

おまけ
 ユニークな場所にオープナーが設置されているモデルとしてプジョーをご紹介します。全てのプジョーモデルではないのですが、室内にトランクオープナーが見つからなかった場合には、ここをチェックしてみてください。さて、それはどこかご存知ですか? 





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4、4.5点

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毎月50台以上の流通が過去6ヶ月連続していること