令和最新版【査定検査ガイド】㉞視界に入っても気づきにくい骨格損傷 - グーネット自動車流通

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令和最新版【査定検査ガイド】㉞視界に入っても気づきにくい骨格損傷

整備 2025年02月25日
会社名:ジャッジメント

 骨格部位が大きく損傷すると、その多くは塗装部分が割れて錆が発生します。査定検査において、こうした【塗装の割れ】【錆】に注意を払う必要があるのはもちろんですが、これらに固執してしまうと思わぬ修復歴見落としを招いてしまいます。それは【塗装表面が割れていない損傷(シワ)】の存在です。

●あまりにも自然過ぎて気づきにくい 
 事故衝突による衝撃で、骨格部位が必ずしも大きく損傷するとはかぎりません。
 そこには、衝撃エネルギーの大きさ・入力角度・入力位置・車体形状等の様々な要素が影響します。
 塗装面の割れや、そこから発生する錆など視覚的にわかりやすい損傷であれば、査定検査時にも発見しやすいのですが、問題は前述の【塗装表面が割れていなシワ】。
 画像①②は、メルセデスベンツCクラス(W205系)のセンターピラーを撮影したものです。
 ②の左センターピラーは、側面からの衝撃波及により、縦方向にうすくシワが入っていることがわかります。①の正常な画像と比較すると一目瞭然です。
 しかしこのピラーという部位は、新車製造時のプレス加工による【プレスじわ】も多く、その見極めには左右比較が欠かせません。
 一見すると新車時のプレスじわと誤認する可能性も高い為、ドアの修理跡を見逃さないことも重要となります。
 
●シワが入りやすい場所を理解する 
 次に画像③を見てみましょう。こちらはリヤフロアに衝撃波及で生じたシワ(赤丸内)。
 下回りは経年劣化しやすく、汚れやすいエリアなので、塗装割れや錆を伴わないシワだと見逃すリスクが高くなります。
 ここで大切なのは【シワの発生しやすい場所】を把握しておくことです。
 事故衝突時に発生する衝撃エネルギーは、【強度の低いエリアに集中する】という特性があります。
 画像③でいうと赤丸の右上付近に重なるように存在する黒いゴム部分に注目。ここにあるのが【打ち抜き穴】で、強度が低いためその周辺は、損傷リスクが高くなります。
 画像④は、フロントインサイドパネルにある打ち抜き穴のふちに生じたシワです。
 いかがでしょうか?
 塗装割れや錆を伴わない損傷は、
 ①外板の修理跡を見逃さない
 ②損傷リスクの高い場所を把握しておく
 ③正常な類似箇所と見比べる
 こうした査定検査の基本を徹底することで見落としを防ぐことができます。

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4、4.5点

【抽出価格条件】

直近価格が500千円以上

【抽出台数条件】

毎月50台以上の流通が過去6ヶ月連続していること