メルセデス・ベンツ「250SEクーペ」(写真中央)

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ZIP大阪(神戸市中央区・神川薫社長)は6月2日、希少価値の高いクラシックカーなどを集めた「ヴィンテージカーコーナー」を今期初開催した。当日の総出品台数は同コーナーの60台を含む371台、成約率は69.5%だった。
同コーナーは今期も全4回の開催を予定している。毎回50台以上のヴィンテージカーが一堂に会する。今回のオートオークション(AA)では、メルセデス・ベンツ「250SEクーペ」(1966年式)やジャガー「XK120」(年式不明)、シボレー「コルベット」(68年式)などの輸入車のほか、トヨタ「クラウン ハードトップ」(69年式)、日産「セドリック スペシャル6」(同)といった国産ヴィンテージカーも多数集まった。
同社は今期、「新規入会獲得も好調に推移している。こうした中、来場促進策にも注力し、活気ある会場運営でAAを盛り上げていきたい」(神川社長)と意気込む。
同会場では、昨年10月1日開催のAAより、従来の兵庫県西宮市鳴尾浜の常設会場から、神戸市中央区のUSS神戸会場内に移転した。USS側の配慮もあり、全天候型の出品ヤードに高額輸入車や今回のようなヴィンテージカーを雨風の心配もなく、収容できる体制が整った。また、会員の下見利便性も格段に向上した。会場移転後も恵まれた環境と全出品台数の約65%を占めるディーラー出品の良質車が同会場の持ち味となっている。