エル・エー・ピー、JUC、JU岡山執行部が揃って記念撮影

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エル・エー・ピー(岡山市南区・丸山明社長)とJUコーポレーション(東京都渋谷区・元坂明社長・JUC)は、両社の共有在庫サービスにおける業務提携について基本合意した。エル・エー・ピーの販売支援システム「LAP」の共有在庫とJUCが展開する「テントリ(展示車取引)」の在庫が来年1月最終週から2月第1週をめどに統合される。共有在庫の相互接続は両社とも初の試み。両社の共有在庫登録台数の合算は4万台規模となる。JUCでは相互提携により、7~8万台規模の共有在庫を当面の目標に掲げる。
両社は12月10日、岡山市内のホテルで共同記者会見を開いた。自動車業界紙のほか、地元テレビ局などのメディアも多数集まり、今回の業務提携に対する関心の高さを象徴した。JUCからは澤田稔会長と鈴木幸昭副社長、原口広治執行役員営業部長が岡山を訪れ、エル・エー・ピーの丸山社長が迎えた格好。
記者会見の冒頭、澤田会長はJU中販連会長という立場からも今回の提携の重要性を説いた。挨拶では「相互乗り入れすることで、全国規模のサイトを通じた売買が可能となる。小売り支援として活性化し双方の仕入れの場であり、販売の場となる。『テントリ』はJUとJUCの共同事業として今後も注力していきたい。中古車流通活性化につながる提携として、丸山社長に感謝したい」と話した。また、挨拶の中で、丸山社長が地元への社会貢献活動として「シティライト岡山野球部」を運営することを引き合いに出し、JU中販連として、地域社会に貢献する企業姿勢を称賛した。
一方、エル・エー・ピーの丸山社長も「JUと共有在庫を通じ、垣根を越えて手を組むことが出来た。今後も一生懸命頑張り、JU中販連のお役に立ちたい」と挨拶した。
JUCの鈴木副社長は「双方にとってメリットのある提携」と強調し、「日本の中古車流通全体が新たな局面に向かう。ネットワーク化しやすい『情報』を通じた提携を通じ、さらに認知度を高めていきたい」と話した。