セレモニーで挨拶する黒木理事長は県外落札の伸びを説明した

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JU宮崎(宮崎市高岡町・黒木嘉興理事長)は10月25日、「第93回宮自販・JU宮崎合同オートオークション(AA)/第10回オールJU全国リレーAA/JU九州親睦AA」を開催した。宮崎県自動車販売店協会(宮自販)との合同AAは年4回ペースで行われ、今回も宮自販加盟新車ディーラーから160台の出品が集まった。出品総台数は302台に上り、成約率は52.6%を記録し、活気ある応札がセリを盛り上げた。
セリ開始前のセレモニーには、宮自販の笠原克志中古車部会長(宮崎三菱社長)らが出席したほか、JU九州連絡協議会の北薗幸二会長(JU鹿児島理事長)、山口幸治流通委員長(JU福岡理事長)ら、多数の来賓が出席し、華やかなムードでセリをスタートした。
黒木理事長は「宮自販との合同AAは1980年11月のスタートから早34年が経過。業界は消費増税前後で大きく変動しており、今年1~3月と4~9月の実績を対比すると影響の大きさを如実に表している。明るいニュースとしては保有台数が初めて8000万台を超えた。今期はネット接続後、ディーラー出品が前年比22%増と大きく伸び、県外からの落札も30%を超えてきた。将来的には50%超えを目指したい」と挨拶した。
同会場では、JUの共有セリシステム導入と合わせ、土曜日に開催日を変更したほか、隔週開催から毎週開催に拡大した。ディーラーと組合員の出品比率を高め、活気あるセリで存在感を高める。
また、今月より新車ディーラー担当の営業スタッフを増員し、定期訪問の強化などで関係構築につなげる。地元ディーラーとの協力関係を構築し、地の利を生かしたAA運営で、地元出品を拡大する。一方で、JU共有セリシステムの導入で外部応札が拡大し、底堅い応札が期待できる。