国土交通省の発表資料に基づきまとめた自動車のリコール情報です。
本欄に掲載したリコール情報は、製造年月によって対象外の場合がございます。
詳細は国土交通省のホームページを参照してください。
リコール届出日 | 車名 | 通称名 | 型式 | 不具合の状況 | 対象台数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
7月3日 | トヨタ | ヴィッツ | DBA-KSP130、DBA-NCP131、DBA-NSP130、DBA-NSP135 | 電動式パワーステアリングコンピューターにおいて、密閉式のモーター駆動用リレーの端子間距離およびコイル線の湿度管理が不適切なため、使用過程でコイル線に吸着した水分が結露水となり、端子間に付着して短絡回路が形成されることがある。そのため、コンピューターが異常を検出し、ハンドルの操作力が増大する恐れがある。 | 75,885台 | |
ラクティス | DBA-NCP120、DBA-NCP122、DBA-NCP125、DBA-NSP120、DBA-NSP122 | 47,463台 | ||||
スバル | トレジア | DBA-NCP120X、DBA-NCP125X、DBA-NSP120X | 6,696台 | |||
7月4日 | ルノー | カングー | ABA-KWK4M、ABA-KWK4MG | 1:燃料タンクに2ヵ所装備されている、燃料蒸発ガス排出バルブの一方において、取り付け位置が不適切なため、燃料満タン時に、振動により当該バルブ内へ燃料が浸入すると、燃料タンク内の内圧によって当該バルブを通って燃料が漏れ出る恐れがある。 2:燃料ポンプ配線において、車両配線の長さが不適切なため、燃料ポンプ側のコネクターと車両配線側のコネクターとの接続が不完全となることで発生する摩耗により導通不良となり、コネクターのプラスティック部分を溶解させたり、エンジンに燃料を供給できずに始動できない、または、走行中にエンストする恐れがある。 3:原動機室内に燃料パイププロテクターが装着されていない車両について、衝突時の燃料漏れの恐れをより少なくするため、燃料パイププロテクターを追加する(基準不適合ではないが、安全性向上を目的とするもの)。 4:原動機室内に燃料パイププロテクターが装着されている車両について、固定方法が不適切なため、エンジン振動との共振によって、固定部分付近が破断して脱落する恐れがある。 |
5,786台 | |
ABA-KWK4M | オートマチックコントロールユニットの変速を制御するプログラムが不適切なため、極低速時の1速から2速への変速の際に、必要以上にエンジンの出力トルクが抑制され、エンジンが停止する恐れがある。 | 4,478台 | ||||
メルセデス・ベンツ | B180 | DBA-246242 | 1:後部座席のバックレストにおいて、角度調節機構の構成部品の加工が不適切なため、バックレストが完全にロックされないものがある。そのため、事故などで強い力がかかった際にバックレストが前方へ倒れることがあり、最悪の場合、倒れたバックレストにより乗員がケガを負う恐れがある。 2:後部座席バックレストにおいて、角度調節機構の構成部品の溶接が不適切なものがある。そのため、事故などで強い力がかかった際に溶接がはがれて、バックレストのロックが緩んで前方へ倒れることがあり、最悪の場合、倒れたバックレストにより乗員がケガを負う恐れがある。 |
1,379台 | ||
7月8日 | フェラーリ | 458イタリア | ABA-F142 | メーターパネルの左右液晶パネルにおいて、回路基板の製造工程が不適切なため、表示が乱れるものがある。そのため、走行距離や速度を確認できない恐れがある。 | 32台 | 少数台数 |
7月9日 | フォード | エクスプローラー | ABA-1FMHK8、ABA-1FMHK9 | 燃料ポンプの燃料ホース取り付け部品において、樹脂部品の材質が不適切なため、燃料との接触面に微細なひび割れが発生する。ひび割れが拡大すると、燃料漏れにより燃料臭がし、エンジンへの供給量が低下する。最悪の場合、走行中のエンジンストールや火災が発生する恐れがある。 | 1,532台 | |
BMW | C600S、C650GT | C600S、C650GT | メーターパネル制御ユニットのソフトウエアが不適切なため、バッテリー電圧が低下している状態でイグニッションオフまたはオンの操作を行うと、メーターパネル表示の作動不良やエンジンの始動不能となる恐れがある。 | 590台 | ||
7月12日 | ポルシェ | 911カレラ、911カレラカブリオレ、911カレラ4 | ABA-991MA104 | 左右リアマフラー出口のテールパイプの肉厚が不足しているため、走行時の振動により亀裂が生じ、最悪の場合、テールパイプが脱落する恐れがある。 | 340台 | |
7月17日 | スズキ | アルト | DBA-HA25S、DBA-HA35S | 前席用シートベルトにおいて、巻き取り装置内部のロック機構部の製造方法が不適切なため、圧入部が緩み、シートベルト脱着時に異音や引っかかりが発生する恐れがある。そのまま使用を続けると、最悪の場合、圧入部品が外れ、衝突時にシートベルトのロックが作動しなくなる。 | 39,962台 | |
ワゴンR | DBA-MH34S | 135,967台 | ||||
スペーシア | DBA-MK32S | 10,356台 | ||||
ソリオ | DBA-MA15S | 19,335台 | ||||
マツダ | キャロル | DBA-HB25S、DBA-HB35S | 5,333台 | |||
フレア | DBA-MJ34S | 12,347台 | ||||
三菱 | デリカD:2 | DBA-MB15S | 6,051台 | |||
ミニキャブ | GBD-U61V、EBD-U61V、GBD-U62V、EBD-U62V | 9,969台 | ||||
ミニキャブ-MiEV | ZAB-U67V、ZAB-U68V | 171台 | ||||
日産 | クリッパー | GBD-U71V、EBD-U71V、GBD-U72V、EBD-U72V | 13,518台 | |||
7月18日 | シルフィ | DBA-TB17 | 制動装置のバキュームホースにおいて、組み付け時の方向指示が不適切なため、当該ホースと樹脂製のエンジンカバーが干渉している恐れがある。そのため、そのまま長期間使用を続けると、当該ホースに穴が開き、制動力が低下する恐れがある。 | 9,214台 | ||
三菱 | ふそうスーパーグレート | LDG-FV50VJR、LDG-FV50VX、LDG-FV50VY、LKG-FS50VZ、LKG-FS54VY、LKG-FS54VZ、LKG-FS55VY、LKG-FS55VZ、LKG-FU50VY、LKG-FU54VY、LKG-FU54VZ、LKG-FU55VZ、LKG-FV50VY、LKG-FV50VZ、LKG-FV54VZ、LKG-FY54VY、QDG-FV50VJR、QKG-FS50VZ、QKG-FS54VY、QKG-FS54VZ、QKG-FS55VY、QKG-FS55VZ、QKG-FU50VY、QKG-FU54VZ、QKG-FU55VZ、QKG-FV50VX、QKG-FV50VY、QKG-FV50VZ、QKG-FY50VY、QKG-FY54VY | 1:大型トラック・バスのエアブレーキにおいて、セーフティバルブ(エアラインの保護を目的にエアラインが高圧になった場合に弁が開き圧力を下げるもの)のエア排出量が不足しているため、エアラインが高圧になることでASRバルブ(滑りやすい路面などでタイヤの空転を抑えるために一時的に制動をかける電磁弁)が誤作動し、ブレーキの引きずりを起こすものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けるとブレーキが過熱し、最悪の場合、火災に至る恐れがある。 2:大型トラックのエアブレーキにおいて、マルチプロテクションバルブ(ブレーキのエアラインが失陥した際に、失陥したエアライン以外の経路を遮断し、他のエアラインのエア圧を確保するもの)内にあるレジューシングバルブ(後2軸車に装着された4バックエアサスペンション用のエアタンクとブレーキのエアタンクの圧力を切り替えるための減圧弁)のゴム部材質が不適切なため、圧縮空気中に含まれる油分によってゴム部が劣化するものがある。そのため、エアラインの減圧不良が生じ高圧になることでASRバルブが誤作動し、ブレーキの引きずりを起こすものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けるとブレーキが過熱し、最悪の場合、火災に至る恐れがある。 |
6,482台 | ||
ふそうエアロエース、ふそうエアロクイーン | LKG-MS96VP、QRG-MS96VP | 317台 | ||||
UDトラックス | スペースウイングA | LKG-AS96VP | 1台 | |||
三菱 | ふそうスーパーグレート | LDG-FS55VZ、LDG-FU50VY、LDG-FV50VY、LDG-FV50VZ、LKG-FS50VZ、LKG-FS54VY、LKG-FS54VZ、LKG-FS55VY、LKG-FS55VZ、LKG-FU50VY、LKG-FU54VY、LKG-FU54VZ、LKG-FU55VZ、LKG-FV50VY、LKG-FV50VZ、LKG-FV54VZ、LKG-FY50VY、LKG-FY54VY、QDG-FU50VY、QDG-FV50VY、QDG-FV50VZ、QKG-FS50VZ、QKG-FS54VY、QKG-FS54VZ、QKG-FS55VY、QKG-FS55VZ、QKG-FU50VY、QKG-FU54VY、QKG-FU54VZ、QKG-FU55VZ、QKG-FV50VY、QKG-FV50VZ、QKG-FV54VZ、QKG-FY50VY、QKG-FY54VY | 大型トラックのエアブレーキにおいて、DPF装置上部のエアチューブの耐熱性が不足しているため、DPF装置の熱の影響により、エアチューブの一部が溶損してエアが漏れるものがある。そのため、制動力の低下または駐車ブレーキが解除不能になる恐れがある。また、標準車と排気管の取り付け構造が異なる冷蔵冷凍車において、排気管ステーのゴム部品の耐熱性が不足しているため、DPF装置の熱の影響によりゴムが劣化すると、取り付け部のガタが大きくなり異音が発生する恐れがある。 | 13,090台 | ||
マクラーレン | マクラーレンMP4-12C 他 | ABA-MP4-12C 他 | 左右の警音器の取り付け位置が不適切なため、警音器の開口部から水が浸入することで、音質が低下したり、電気回路が浸水して左右両側またはいずれかの警音器が作動せず、保安基準第43条に抵触する恐れがある。 | 76台 | 少数台数 | |
7月23日 | シトロエン | DS5 | ABA-B85F02 | ボディー電装品制御ユニットのソフトウエアが不適切なため、エンジンを始動させようとした際に、ステアリングロック解除の信号を受けてもエンジン始動に必要な信号を当該ユニットが発せず、エンジンが始動しないことがある。 | 439台 | |
7月25日 | 日産 | アトラス | PDG-SZ2F24、PKG-SZ2F24、SKG-SZ2F24、PDG-SZ5F24、PKG-SZ5F24、SDG-SZ5F24、PDG-SZ1F24、PKG-SZ1F24、SKG-SZ1F24、PDG-SZ4F24、PKG-SZ4F24、SDG-SZ4F24、CBF-SQ2F24、CBF-SQ1F24、PDG-TZ2F24、PKG-TZ2F24、SKG-TZ2F24、PDG-TZ3F24、PKG-TZ3F24、SKG-TZ3F24 | 1:ドアに組み付けている方向指示器において、バルブとソケットの接点端子の接圧が低いため、方向指示器を作動させたままドアの開閉を頻繁に繰り返した場合、接点が発熱して端子が破損するものがあり、そのまま使用を続けると、最悪の場合、当該方向指示器が作動しなくなる恐れがある。 2:ディーゼルエンジン搭載車のプライミングポンプにおいて、成形時の残留応力が高いものがあるため、使用過程におけるオゾン劣化により亀裂が発生することがある。そのため、そのまま使用を続けると、亀裂が広がり貫通して駐車中に燃料が漏れ、エンジンの始動が困難になる恐れがある。 |
20,096台 | |
いすゞ | エルフ | PDG-ASZ2F24、PKG-ASZ2F24、SKG-ASZ2F24、PDG-ASZ5F24、PKG-ASZ5F24、SDG-ASZ5F24、PDG-ASZ1F24、PKG-ASZ1F24、SKG-ASZ1F24、PDG-ASZ4F24、PKG-ASZ4F24、SDG-ASZ4F24、CBF-ASQ2F24、CBF-ASQ1F24 | 459台 | |||
日産ディーゼル、UDトラックス | コンドル | PDG-NSZ2F24、PKG-NSZ2F24、SKG-USZ2F24、PDG-NSZ5F24、PKG-NSZ5F24、SDG-USZ5F24、PDG-NSZ1F24、PKG-NSZ1F24、SKG-USZ1F24、PDG-NSZ4F24、PKG-NSZ4F24、SDG-USZ4F24、CBF-NSQ2F24、CBF-USQ2F24、CBF-NSQ1F24、PDG-NTZ2F24、PKG-NTZ2F24、SKG-UTZ2F24、PDG-NTZ3F24、PKG-NTZ3F24、SKG-UTZ3F24 | 243台 | |||
三菱 | パジェロ | ADC-V88W、ADC-V98W、LDA-V88W、LDA-V98W | 排気ガス再循環(EGR)バルブにおいて、バルブシャフト部にあるブッシュのシール構造が不適切なため、バルブシャフト作動時にシール性が低下し、排気ガスがモーター内に侵入する場合がある。その後、モーター内部にあるブラシが異常摩耗することにより導通不良が発生すると、EGRバルブの機能が停止し、エンジン警告灯が点灯する。 | 4,211台 | ||
ミニカ、トッポBJ、トッポBJワイド | GF-H42A、GF-H47A、GF-H43A、GF-H48A、GD-H42V、GD-H47V、TA-H42A、TA-H47A、LE-H42V、LE-H47V、UA-H42A、UA-H47A、UE-H42V、UE-H47V、CBA-H42A、CBA-H47A、GBD-H42V、GBD-H47V、DBA-H42A、DBA-H47A、HBD-H42V、HBD-H47V | 原動機のエアーインテークダクトの固定用クリップにおいて、クリップ取り外しのため一旦押し込む際、必要以上の力で押し込むことでクリップに亀裂が発生する場合がある。そのままクリップを再使用すると亀裂が進行し、使用過程でクリップが破損してエアインテークダクトが外れ、最悪の場合、エキゾーストマニホールド上に落下して、溶損や発火に至る恐れがある。 | 650,109台 |