関東地区のAA中古車流通は6月上旬から中旬、震災要因=新車減産による本年の流通量減少の進行に現下の需要状況変化による取引動向の変動が絡む推移となった。
流通量の減少状況は新車減産→中古車発生減の基調に、時季的な減少作用が加わってきたことによるもので、主要会場の開催比で前月より概ね1~2割減。これにより引き続き成約率が前年比5~10pt近く上昇した取引基調となっている。
そして、取引動向は概観として高単価傾向への変動が顕著に見られる。全体的には商材確保や小売・輸出などの需要の高単価化、またここしばらく需要に大きく作用した震災喪失車の代替需要も当座需要が一巡し、同様に高単価化の動きに。
各車種、価額帯でも取引の変動が見られ、一例では軽自動車も高年式は高止まり感がある中で低価額帯の緩みが見られる。
また、輸出も人気のある銘柄や車種帯などでの値動きから活発化の動きを見ることができる。またその動きは比較的短いサイクルで動いており、取引が高値に入った車種が、ピークを過ぎ元に戻す動きが1週間単位で見られる。全体の輸出買いの強まりに、これら短いサイクルのピークの動きが複数相乗している様相。
これから市場には夏季の需給バランスが加わってくる中、取引動向の変動とその揺り戻しが要注目点となる。
流通量の減少状況は新車減産→中古車発生減の基調に、時季的な減少作用が加わってきたことによるもので、主要会場の開催比で前月より概ね1~2割減。これにより引き続き成約率が前年比5~10pt近く上昇した取引基調となっている。
そして、取引動向は概観として高単価傾向への変動が顕著に見られる。全体的には商材確保や小売・輸出などの需要の高単価化、またここしばらく需要に大きく作用した震災喪失車の代替需要も当座需要が一巡し、同様に高単価化の動きに。
各車種、価額帯でも取引の変動が見られ、一例では軽自動車も高年式は高止まり感がある中で低価額帯の緩みが見られる。
また、輸出も人気のある銘柄や車種帯などでの値動きから活発化の動きを見ることができる。またその動きは比較的短いサイクルで動いており、取引が高値に入った車種が、ピークを過ぎ元に戻す動きが1週間単位で見られる。全体の輸出買いの強まりに、これら短いサイクルのピークの動きが複数相乗している様相。
これから市場には夏季の需給バランスが加わってくる中、取引動向の変動とその揺り戻しが要注目点となる。