マツ・ショウ（埼玉県草加市）とランマート（東京都渋谷区）は、両社で開発を行ったナンバープレート盗難防止ボルト「ＧＤ　トリプルロック」（国内特許取得済）の販売に関して業務提携を締結、１６日より販売を開始している。
　ナンバープレートの盗難は年間３万件といわれており、犯罪に悪用されるケースも目立って増えている。このような事態に対応する為に、現在、盗難防止ボルトは、様々な種類が出ており、その効果も上がっているが、それらのほとんどがユーザーに、ナンバーを取り外す為の専用工具を渡してしまっていることから、ユーザーが車両を手放す際には専用工具が紛失していることが多い。この為、車両を引き取った中古車販売店がナンバーの取り外しに苦労しているという状況が、数多く見受けられる。
「トリプルロック」は、ボルト本体を特殊な構造で外し難くした為、外そうとするとボルト頭部が空転する。そこで取り外す際、３段階の手順を踏む専用の特殊工具（シリアルナンバー入り）を販売登録店に無償で配布し管理することにした。
　ランマートは３万店を越す会員中古車販売店に「トリプルロック」の取扱を進めていく。さらに全国陸運関係行政書士協議会会員に協力を得て、全国陸運支局に隣接する行政書士事務所（登録店）でも、この専用特殊工具を備えトリプルロックの取り外しに協力する体制を構築する。
　小売価格は、登録車などに適用するスタンダードタイプ（１セット：３個入）と軽自動車タイプ（１セット：ロック２＋標準２、計４個入）が３０００円（税別）とデラックスタイプ（頭部メッキ・１セット：３個入）４７００円（税別）など。