遠い昔クルマがあこがれだった頃には自動車の販売はお客様の夢をかなえる仕事であった。
現在、都市部以外では一家に１台、いや一人１台という時代になり、誰もがクルマを所有でき、夢を売る仕事と公言出来るお店は少ない。

　そんな中でお客様の夢をかなえる自動車販売を実践しているのが広島県廿日市市にあるオートプラン宮内スズキ代表の蛯原淳氏である。
同氏が取り扱うのは移動販売車。よくイベントやお祭りなどでタコ焼きやケバブなどを販売しているクルマである。
移動販売車のベース車両は軽自動車からマイクロバスまで。お客様の要望に応えた全てがオーダーメイドのクルマ。

　一個人がまさに人生をかけてやる場合や週末起業家としての副業。企業が自社商品のデザインを施し、広告宣伝を目的として利用するなど使い方も多彩。来店するお客様も独立を考える２０代の会社員から第二の人生を迎える団塊世代まで千差万別である。
　
　要望が多種多様で売ることが難しい商品だが同社は販売テーマに「夢をかなえるお手伝い」を掲げ、現在まで多くのお客様の夢をかなえてきた。

　これは移動販売車だけでなく、同社が取り扱う乗用車や軽キャンパー「ちょいＣａｍ」、三輪オートバイ「トライク」の販売など全てに通じていることでもある。

　同氏は「移動販売車を創り上げる際には使う身になって考えないと本当のニーズは見えて来ない。だから私たちは移動販売車を使って実際にタコ焼きを販売している。常に販売の現場からの情報をフィードバックし、業種にあった作業効率を考えた究極の移動販売車を創り上げた」と自信を持って語る。
多くの移動販売車メーカーが存在するなか、創り手と売り手の両方の気持ちを理解して製造しているメーカーは少ない。　

　移動販売車のメリットは小資本で始められ、販売場所をいつでも変えられること。そのため一般的に独立を考える起業家は資金が潤沢という場合は少ない。そんな時に限られた予算で最高の１台を作れる同社の人気は高く全国から注文が入っている。
さらに「お客様のなかには移動販売業は初めてという方も多い。そんな時は新規開業のアドバイスも行っている。まずは開業までの流れをしっかりと理解してもらう。もっとも重要なのは商品選び、そして販売エリアの選定。添付した手順をクリアするのに２ヶ月近くは必要」

　この目的を明確にした手順書により同社はこれまでタコ焼き以外にもアイスクリーム・うどん・カレー・ハンバーガーなど多くの移動販売車を手がけ、成功者を輩出してきた。

クルマの販売ではなく、「夢」を提供してきたことの証でもある。

詳細は同社ＵＲＬにて　　http://www.autopran.com/