トヨタ自動車は５月13日に新型車「プリウスα（アルファ）」の発売を開始した。しかし震災の影響で生産体制が回復途上のため納車は来年以降となっている。

　これはプリウスの高燃費・環境性能・先進性を継承。リッター31ｋｍの低燃費を実現。２列シート（５人乗り）と３列シート（７人乗り）２つのハイブリッド専用モデルをトヨタ全系列で販売する。

　外見は真横から見ると「ウィッシュ」に似ているが正面はプリウスのイメージをしっかりと継承。車体サイズは現行プリウスと比べ全長１５５㍉、全幅30㍉、全高85㍉広げてミニバンとしてのスペースを確保。

　５人乗りはゴルフバッグが４セット収納できる荷室、７人乗りはこの荷室をシートにあてた。また７人乗りにはトヨタＨＶ車初のリチウムイオン電池を採用。価格は２３５万円から３３０万５千円。

　プリウスの絶大な人気とミニバン志向から、発売前から２万件以上のバックオーダーが入っており、震災が無ければ景気回復の申し子となっていたはず。今後は同車の販売が震災復興のシンボルとなることを期待したい。