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【JUトップインタビュー】JU沖縄の幸喜 洋三会長・理事長に聞く JUナビリアル接続しAA事業活性化

  • JU沖縄 幸喜 洋三会長・理事長 JU沖縄 幸喜 洋三会長・理事長

JUナビリアルに接続しAA事業は活性化、一方で沖縄県が抱える中古車流通市場の課題を提言

 今年5月11日から、JUコーポレーションが提供する「JUナビリアル」に接続し、オンラインによる全国からの外部応札で、更なるAA事業活性化が期待できるJU沖縄(沖縄県中城村)。JUナビリアル導入の狙いやセリ活発化への手応え、また沖縄県の中古車流通市場が抱える課題などについて、JU沖縄の幸喜洋三会長・理事長に聞いた。   (室田 一茂)

 ―JUナビリアル接続の意義は
 「これまでの入札形式だけでなく、リアル接続による応札力強化やJUナビを通じた全国からの応札による成約率と平均成約単価の向上に期待している。導入から間もないが、当初55%前後だった成約率が6割にも迫る状況にある。従来のシステムを活用しながら、リアル応札機能を加えたことで、AA事業は活性化している」

 ―リアル接続により、出品店の地元志向も強まるのでは
 「離島県の沖縄で地元のメリットを維持しながら、リアル接続によるメリットも高めていきたい。出品店の地元志向が強まり、出品台数を押し上げる要因となる。新車ディーラーやリース、レンタカーなど、これまでは一部が県外に流出していた高年式の車両などが地元・沖縄でAA出品できる体制が整ったことで、出品店にとっても輸送費負担の軽減などにつながっている」

 ―JUナビリアル導入後、外部落札の状況は
「全出品台数の約15%を外部落札が占める状況。これに入札が加わる。思惑通り、外部、会場とも応札が活発化しており、成約単価も上昇傾向にあり、リアル導入の手応えを早速感じている」

 ―今期のAA事業活性化策は
 「JUナビリアル接続による活性化と合わせ、7~8月に実施した旅行キャンペーンでは例年に比べて招待人数を増やすなど、既存会員向けのキャンペーン展開も活発化させている。また、リアル接続を契機に、新車ディーラーやレンタカー会社の受け皿となる競りコーナーも充実させ、出品店のニーズに対応していきたい」

 ―沖縄県の中古車流通が抱える課題は
 「県内の販売店が本土で中古車を仕入れた場合、高額な離島運賃のほか、燃料油価格変動調整金(燃料調整金)や放射能検査費用が大きな負担としてのしかかっている。とりわけ燃料調整金は沖縄向けの離島航路にのみ係る追加費用。ただでさえ難しい本土仕入れの障害となっている。こうした費用負担の軽減のため、JU沖縄として、強く問題視している」

【プロフィール】
幸喜 洋三氏(こうき・ひろみつ)1955年6月沖縄県那覇市生まれ、63歳。
大卒後、トヨタ東京オート(当時)入社。89年創業、95年有限会社幸洋自動車販売設立。99年JU沖縄理事。2003年副会長・副理事長。17年会長・理事長。
座右の銘・好きな言葉は「細心かつ大胆」「知恵は運命に勝る」。

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