全国オートバイ協同組合連合会（ＡＪ・大村直幸会長）は６月５日、都内で二輪車関係メディアとの懇親会を開催した。同連合会は発足以来、二輪車販売店の団体として二輪車の利用環境改善に向けた活動を展開してきた。

　大村会長就任後は、いわゆる三ない運動の見直し、高速道路のツーリングプラン導入、小型限定AT免許取得の簡便化などで成果がみられた。会長は「取り組むべき課題は未だ山積みだが、メディアとの協力体制を強めて二輪車の諸問題を解決していきたい」と述べた。

　同連合会は現在、有料（高速）道路における二輪車通行料金の引き下げ、二輪車ETC車載器購入に対する助成金の復活、小型二輪（１２５CC未満）免許の取得簡便、現実に即した二輪車駐車違反の取り締まり、交通教育の義務化など多数の課題解決に向けて取り組んでいる。今後は更に、環境対策への進言、二輪車走行空間の確保なども改善に向けて取り組む方針だ。