日本自動車リサイクル協議会（栗原裕之理事長）はこのほど、会員事業者475社を対象に市場規模アンケートを実施し、その結果を公表した。回答数240社（回答率50.5％）合計のリユース・リビルト品を含むリサイクル部品の国内売り上げは682億9,000万円となり、1社当たりの平均売上高は前年対比2,171万円増の2億8,454万円だった。この結果に対し同協議会は「オークションサイトなどの活用により、BtoC取引が活性化したことが売上高増加につながった」と分析した。

　一方、輸出売り上げは187億2,400万円となり、1社当たりの平均売上高は前年対比839万円増の7,801万円となった。円安の影響で海外からの買い付けが増加していることや、「何社かで1つのコンテナをシェアして輸出するケースが増えた」ことが売上高を押し上げた。また、使用済み自動車（ELV）の年間入庫台数は117万台となり、「全体の3分の1をアンケートに回答した企業で処理している」結果となった。