関東地区のAA中古車流通は年初以降続いていた成約率上昇傾向が2月中旬にピークに到達、以降は買い圧力の緩和、集荷増などの3月期末に向けた動きが始まった。
10~20日は2月初旬の新記録水準の成約率をさらに上回り推移。最大級規模のUSS東京ですら同77%前後の最高値水準で推移したほか、各地の主要会場でも引続き成約率新記録が出るなど、本年の流通市場ではこの2月中旬が成約率のピークに。これは新車補助金終了後の中古車発生減少基調と決算期に向けた仕入れ需要、これらのピークがこの2月中旬に重なったことが要因。
これが21日からは逆方向への動きが見え始めた。各地の会場で集荷が増加に転じ、また成約率も若干2~3pt低下。仕入れ需要も一段落、また1月以降の新車販売など中古車発生源の底入れが入庫、集荷に効き始めたことが重なっている。
今後期末に向けては売り気配も織り込み推移すると思われるが、流通量が低水準のため、成約率は引続き高水準で推移するものと思われる。
一方で2月以降、中東方面で政情不安が各国で拡大、いよいよ原油など資源供給や為替など国際経済に影響し始めている。これは中古車輸出、また資源・原材料価格変動でリサイクル市場に影響を及ぼす可能性もあるので、市場の直近の波乱要因として注意が必要。
10~20日は2月初旬の新記録水準の成約率をさらに上回り推移。最大級規模のUSS東京ですら同77%前後の最高値水準で推移したほか、各地の主要会場でも引続き成約率新記録が出るなど、本年の流通市場ではこの2月中旬が成約率のピークに。これは新車補助金終了後の中古車発生減少基調と決算期に向けた仕入れ需要、これらのピークがこの2月中旬に重なったことが要因。
これが21日からは逆方向への動きが見え始めた。各地の会場で集荷が増加に転じ、また成約率も若干2~3pt低下。仕入れ需要も一段落、また1月以降の新車販売など中古車発生源の底入れが入庫、集荷に効き始めたことが重なっている。
今後期末に向けては売り気配も織り込み推移すると思われるが、流通量が低水準のため、成約率は引続き高水準で推移するものと思われる。
一方で2月以降、中東方面で政情不安が各国で拡大、いよいよ原油など資源供給や為替など国際経済に影響し始めている。これは中古車輸出、また資源・原材料価格変動でリサイクル市場に影響を及ぼす可能性もあるので、市場の直近の波乱要因として注意が必要。