厳しい不況下にも関わらず圧倒的な集客力で他を圧倒し、新車・中古車ともに前年度対比でプラスの実績を収め、快進撃を続ける販売店が広島県にある。「事故車ゼロ、全車保証付きで安心」をキャッチコピーにするマツダオートザム梅林(シンモト自動車・新本好信社長・広島市安佐南区)である。昨年末から今年にかけて中国・山陰地方は厳冬で、特に山陰は強い冬型の気圧配置で寒気が流れ込み、昨年12月31日から鳥取県を中心に記録的な大雪となり、国道9号で元旦午後から、最大で約1000台の車が降り積もった雪で立ち往生し、約42時間ぶりに規制解除されるまで交通が麻痺したというニュースは記憶に新しい。その同じ環境の1月3~5日に開催した「初売りフェア」で、同社は1282組・2397人(大人1848人・子供572名)を集客し、結果を知った中古車業界関係者を驚かせている。
新本社長は、「20年前にUSS九州で居残り賞として配られていた手提げダンボールに入った地卵にヒントを得て、自社でもお客様に配りたいと考えて実行した(食べるととても美味しい卵だったので)。USS九州に鶏卵農家の紹介を相談し、最初の数年は、九州までワゴン車で受け取りに行っていた。今は地元広島の地卵に切り替えたが、20年以上継続している。お客様に定着し、この卵のプレゼントを楽しみにして頂いている」とこの企画の逸話を語る。
同社の倉田正則専務は、「毎回約5000人の既納ユーザーにDMを送り、通常は毎年1月・3月・6月・9月と年4回ほど実施している(昨年だけはあまりに市況が悪く、6月のフェアは中止とした)。販売顧客の総リストは6000名を超えているが、販売後、整備・車検などで全く利用がないお客にはDMを送っていない。フェア中はお客様が殺到するので、おみくじ抽選会の実施と卵の配布でてんてこ舞いだが、ビールが当たったとか、並んで頂ける列と卵を受け取る時のお客様の笑顔を見ると本当に嬉しくなる。結果、お店のファンになって頂き、後日の商談に繋がって販売も伸びている」と惜しげもなくファン作りのノウハウを語る。同イベントでは、卵プレゼント以外にも液晶テレビやブルーレイレコーダーなどが当たるおみくじ抽選会が実施されているが、これも卵プレゼントと同じく、USS九州が名物企画にしている「ガラポン抽選会」に学んだもの。
前年3月と9月のフェア開催時の来場実績は、3月が5日間で2339名(大人1844名・子供495名)、9月は2141名(大人1648名・子供493名)と、この厳しい状況で毎回2000名を超えている。新本社長の「良いものは素直に学ぶ」という経営姿勢のあらわれだが、広島から九州までの距離は300km以上、しかも20年以上も継続していることが、この素晴らしい実績に繋がっている。現在同社は、全国のオートザム店の新車販売台数で、1位の実績で推移している。3年前に全国1位となり、2年前が順位を一つ下げ2位、昨年は3位だったが、今年は奮起し、現在のペースで推移すれば、3年ぶりの1位に返り咲く予定になっている。値引きなどの乱売ではなく、顧客管理と来店満足度を追求し、実行し、そして継続する。まさに「継続は力なり」である。
新本社長は、「20年前にUSS九州で居残り賞として配られていた手提げダンボールに入った地卵にヒントを得て、自社でもお客様に配りたいと考えて実行した(食べるととても美味しい卵だったので)。USS九州に鶏卵農家の紹介を相談し、最初の数年は、九州までワゴン車で受け取りに行っていた。今は地元広島の地卵に切り替えたが、20年以上継続している。お客様に定着し、この卵のプレゼントを楽しみにして頂いている」とこの企画の逸話を語る。
同社の倉田正則専務は、「毎回約5000人の既納ユーザーにDMを送り、通常は毎年1月・3月・6月・9月と年4回ほど実施している(昨年だけはあまりに市況が悪く、6月のフェアは中止とした)。販売顧客の総リストは6000名を超えているが、販売後、整備・車検などで全く利用がないお客にはDMを送っていない。フェア中はお客様が殺到するので、おみくじ抽選会の実施と卵の配布でてんてこ舞いだが、ビールが当たったとか、並んで頂ける列と卵を受け取る時のお客様の笑顔を見ると本当に嬉しくなる。結果、お店のファンになって頂き、後日の商談に繋がって販売も伸びている」と惜しげもなくファン作りのノウハウを語る。同イベントでは、卵プレゼント以外にも液晶テレビやブルーレイレコーダーなどが当たるおみくじ抽選会が実施されているが、これも卵プレゼントと同じく、USS九州が名物企画にしている「ガラポン抽選会」に学んだもの。
前年3月と9月のフェア開催時の来場実績は、3月が5日間で2339名(大人1844名・子供495名)、9月は2141名(大人1648名・子供493名)と、この厳しい状況で毎回2000名を超えている。新本社長の「良いものは素直に学ぶ」という経営姿勢のあらわれだが、広島から九州までの距離は300km以上、しかも20年以上も継続していることが、この素晴らしい実績に繋がっている。現在同社は、全国のオートザム店の新車販売台数で、1位の実績で推移している。3年前に全国1位となり、2年前が順位を一つ下げ2位、昨年は3位だったが、今年は奮起し、現在のペースで推移すれば、3年ぶりの1位に返り咲く予定になっている。値引きなどの乱売ではなく、顧客管理と来店満足度を追求し、実行し、そして継続する。まさに「継続は力なり」である。