全国オートバイ協同組合連合会（ＡＪ・吉田純一会長）は11月24日、「第13回通常総会」を都内のホテルで開催した。当日は、28年度事業報告、29年度事業計画などを審議し承認した。今期は役員改選期にあたり、新会長には大村直幸氏（北海道二輪車商業協同組合理事長）が選任された。

　同連合会は、平成22年11月に共有された「ＡＪビジョン」に基づいて、第二次中期計画を基に全国７ブロックで連絡協議会を開催。各地域の組織化推進、各共同組合相互の連携実施の報告がなされた。また、本年も新たに和歌山県で協議会が設立され、加盟組合は合計で２８協同組合に加えて３協議会に増加した。

　連合会の活動内容としては、引き続き二輪車ＥＴＣ車載器販売促進・ＪＡＣＣＳレスキューカード発行推進等の事業活動や二輪自動車公正競争規約の普及、定期点検整備促進キャンペーンの実施、有償運送許可研修会、各種二輪環境是正に関する陳情、二輪ユーザーの負担軽減の要望活動などついて報告された。

　29年度の事業計画では、ＡＪビジョンを基盤とした組織化推進と対外活動の地域への浸透を基に、委員会を軸とした継続事業活動、ならびに新規事業への積極的な立案と取り組みを視野に入れ、各ブロック連絡協議会と連携を強化しながら、事業計画を推進していく。

　また、二輪車販売店の社会的地位の確立とオートバイ小売業を代表する組織として活動を行えるよう組織化推進を行い、全国35の都道府県に組織が確立することを目標とした。