全国オートバイ協同組合連合会（ＡＪ・吉田純一会長）は６月３日、都内で二輪メディアとの懇親会を開催した。冒頭挨拶に立った吉田会長は「当連合会は、ようやく行政に対して要望を提言できる団体となった。国交省へはＥＴＣ助成金として１万５０００円を先着５万台追加で認めていただいた。また、３月に二輪車問題を解決するための対策プロジェクトチームを自民党内に発足させていただいた。座長は逢沢一郎氏、顧問に小池百合子氏、額賀福志郎氏、野田毅氏を招いて、政務官や大臣も出席されるチームである。このメンバーを中心に７月には解決策をとりまとめ、来年度の予算に反映していただき、二輪車問題を一気に解決したい」と抱負を述べた。

　自民党政務調査会「二輪車問題対策プロジェクトチーム」は３月９日、第一回会合を開催し、ＡＪ、自工会など業界からの要望事項、プロジェクトチームの今後の進め方について意見を交換。第二回（５月１８日）、第三回（５月２６日）会合では、高速道路の料金区分の独立化と適正化、１２５ＣＣ未満の新車販売時におけるインセンティブの支給、二輪車駐車場の整備拡充、小型限定普通二輪（１２５ＣＣ）免許取得時の負担軽減などについて、議論を重ねている。次回会合は７月10日を予定しており、これまで議論した二輪車問題の具体的解決策をとりまとめる方針だ。