軽自動車専門店のカーショップアシスト（大阪府門真市・藤原栄二社長）はスズキ「エブリイ・バン」（ＤＡ１７Ｖ型）に対応した軽キャンピングカーキットの「ぷちキャンＶＩＬＬＡ（ヴィラ）」を新たにリリースした。同社は軽自動車専門店としての経験やノウハウの蓄積をベースに「ぷちキャン」ブランドを立ち上げ、１作目となった「ぷちキャンＴＲＹ（トライ）」を展開し、好評を博している。無垢材を使った本格仕様ながら、車検に対応した脱着が容易な仕様が年々増加傾向を示す「軽キャンパー市場」に新たな可能性を示す。

　ぷちキャンＶＩＬＬＡは、旧型エブリイ・バン（ＤＡ６４Ｖ型）に対応したぷちキャンＴＲＹの後継モデルとして、新型車専用設計としてリリースした。無垢材を使った本格的「家具」としての質感が一層際立つほか、車内の快適性を高めた高付加価値モデル。前作同様に、「しなりが少ない」無垢材の安心感や高い質感、ユーザー目線に立った商品開発が特徴。車種専用設計のキットは、工具を使わずに簡単に取り付けられ、車検時も「荷物扱い」となるため、気軽に軽キャンパーを楽しむことが出来る。

　同社では、ぷちキャンシリーズを店頭でキット販売するほか、新車や中古車を使ったコンプリート販売も手がける。取り付けやメンテナンスを専門メーカーに頼らず、自社で対応できることから、全国の中古車販売店などに対しての販売にも応じるという。ぷちキャンＶＩＬＬＡのメーカー希望小売価格は４９万８千円（税抜）。業販価格は別途設定している。

　「特別なノウハウは必要ないので扱いやすい商品。中古車にキットを取り付けて付加価値を高めることで、車販時の付帯利益確保につなげてもらえれば幸い」（藤原社長）とし、全国の中古車販売店向けの収益商品として、同シリーズの活用を呼びかける。

　新商品のリリースと合わせて、シートカバーやフロアマットなどの内装オプションも充実させる。また、外装用のデカールなどを作成し、ブランド認知度拡大につなげる。