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4月鉄スクラップ市況情報

  • 鉄スクラップ価格推移 鉄スクラップ価格推移

不透明感が漂う展開

 日本鉄リサイクル工業会(東京都新宿区)は5月1日、国内の鉄スクラップマーケット情報を発表した。

 4月の鉄スクラップ市況は、関東、東北地区で前月の底入れ反発傾向が持続し、値上がりしたのに対し、中部以西の各地域で値上がりは見られず横ばい推移した結果、1月にあった『東高西低』現象が表面化した。その背景には、120円/ドルの円安を反映した海外からの需要が、FAS価格を押し上げたことにあり、中旬に実施された関東鉄源協同組合(関鉄源)の落札価格が約2万5200円/トン(H2)と3月の同落札価格を2400円近くも上回ったことでも裏付けられる。FAS価格の上昇は、関東地場の電炉向け価格にも影響を与え、下旬には大手電炉が建値を5か月振りに値上げする事態となっている。

 一方で、鋼材価格は引き続き世界的に低迷し、各国の高炉・電炉メーカー共に減産を強いられる状況に変わりなく、原料に対する需要は冷え込んでいる。鉄鉱石価格は最終週に中国向けスポット価格が反発したものの、国際的な鉄スクラップ価格の本格的上昇は期待し難い状況にある。日本国内を見ても、関東地区の値上がりは『安値修正』要因とも考えられ、電炉メーカーの減産基調に変化は見られず、大型連休明けの鉄スクラップ価格市況には不透明感が漂う展開となったとしている。



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