ＮＧＰ日本自動車リサイクル事業協同組合（東京都港区）は12月９日～11日に東京ビッグサイトで開催された環境展示会「エコプロダクツ２０１０」に出展した。ＮＧＰは環境に関する製品・技術・活動を出展する同展示会にエンドユーザーへの自動車リサイクル事業の環境貢献の訴求とリサイクル部品の使用啓蒙を目的としてここ数年出展を行っている。

　その展示はエンドユーザーに対しリサイクル部品の「環境へのやさしさ」を訴求する内容が中心に。

　目立ったものとしてはＮＧＰメンバーが電気自動車に改造した中古車が出展。次世代動力車への関心の高まりからか、来場者から多くの注目を集めていた。また、環境への効果を中心に、リサイクル過程なども紹介したディスプレイ、レクチャーなども実施され、子供から大人まで多様な層が熱心に見入る姿がみられた。平日には修学旅行、社会見学などの児童・生徒の団体も多く訪れたという。また、リサイクルパーツそのものもディスプレイされ、その品質、補修効果などが分かりやすくされていた。

　ＮＧＰメンバーの直接の取引相手は主に修理を行う際に部品を使用する整備業者。しかし、ＮＧＰではその先にあるエンドユーザーに対してリサイクル部品や環境貢献への関心やニーズを高める啓蒙活動を、今後も着実に進める考えでいる。