大坂の陣４００年を記念した文化事業、「大阪城本丸薪能」が９月２３日、大阪市中央区の大阪城天守閣前本丸広場で開催された。自動車業界からは在阪輸入車ディーラー大手の八光カーグループ（大阪市阿倍野区・池田淳八社長）がメインスポンサーを務め、「地元大阪への文化貢献、若手能楽師の活躍支援」を目的に協賛した。

　当日は大槻能楽堂の協力により、大槻文蔵氏や大槻裕一氏といった花形役者が出そろい、能の代表作である「石橋（しゃっきょう）」などを演じた。石橋は華やかで迫力ある演目として人気があり、夕闇に映し出される大阪城天守閣とのコントラストが来場客を心酔させた。

　また、会場内には「ＶＩＰラウンジ」を設け、仏モエ・エ・シャンドンのシャンパンや各種フードなどを提供した。ＶＩＰラウンジの中央には、英マクラーレンの「マクラーレン６５０Ｓ」（車体色：タロッコオレンジ）を展示、美しいフォルムとボディーカラー、大阪城天守閣との競演が来場客を魅了した。

　同社では「八光カーグループ顧客へのライフスタイル提案、交流機会の場を提供したい」とし、顧客へのホスピタリティーを高めた。会場内では、マクラーレンのほか、伊マセラティ「ギブリ」、英アストンマーティン「ラピードＳ」など、同社が取り扱うプレミアムブランド車を多数展示した。