アライオートオークショングループ（アライＡＡ・神奈川県平塚市）は、世界19ヶ国（１３５会場）で中古車オークションを開催している米国マンハイム社のグループ会社で、マンハイムオークション出品車両の海外販売及び輸出を手掛けるマンハイム・エクスポートトレーダー社と提携したことを発表した。

　マンハイム・エクスポートトレーダー社は米国、カナダの中古車オークション会場と海外バイヤーを結ぶインターネットオークションサービス「エクスポートトレーダー」を運営している。現在、同サービスには１ ３ ０ ヶ国から１万１０００以上の会員が登録、サイトには常時16万台の車両が掲載されており、月間で７５０台以上が落札されている。

　同サイトは、独自の車両絞込み方式により、目当ての車両がスムーズに検索でき、入札と表示価格方式、両方での落札が可能となっている。また、同画面上に希望仕向け港までの輸送費用の概算見積りが瞬時に表示される。その他、個々に設置された会員ページからは、購入から海外輸送手配まで、殆どの工程に関わる申し込み等を行うことができると共に、進捗状況の確認も可能となっている。

　今回の提携により、アライＡＡは自社のウェブサイト内にエクスポートトレーダーサイトを設置する。日本国内の販売店や輸出業者は、アライＡＡ のサイトを通じて米国及びカナダにある最大２１５のオークション会場への参加や、仕入れた車両を世界各国へ輸出することが可能になる。

　アライＡＡは「左ハンドル車両の仕入れルートの確保と日本への輸入、また、新興国などへの直接輸出が容易に行えることになる」としている。また、「ドル建て決済となる為、現在のドル安円高を追い風としてもらえる」とのことである。

　同社は今回の海外中古車仕入れと輸送スキームの構築に続き、さらなるエクスポートトレーダー社との提携強化により、次の展開も順次推進していくとしている。なお、アライＡＡサイトでのエクスポートトレーダーサイトの設置、サービは12月１日から開始されている。