中古車買取・販売FC「アップル」を展開するアップルオートネットワーク株式会社（長谷川浩嗣社長、三重県四日市市）は６月１９日、今年第5弾のセミナーを東京で開催した。今回のテーマは、お客様やスタッフとの間で「相手の期待を超える対応（おもてなしの姿）」を自ら考えて実践することのできる自分作りを目的とした内容。

　自分作りの実現のために必要な3つのスキル（①チャンスメイク力②感動力③プレゼン力）の習得の場となった。ディズニーリゾートでのダンサーや劇団四季での芸能分野において経験のある櫻井秀樹氏（プレゼンスアップ・コンサルティング代表）が講師を務めた。心理学や演劇的表現法を取り入れたコミュニケーションスキルを営業活動に役立てることが狙い。

　同社の勉強会「アップルアカデミー」は、アップルチェーン全体のサービス向上を狙いとして従来から参加費を無料にし、遠方からの参加者に交通費補助を支給するなど、多数の加盟店に参加してもらいやすい環境づくりに取り組んでいる。セミナーは、3つのルール（①初心で臨む②失敗を楽しむ③無理・難しい・できないと言わない）に従いワークを中心とした内容。櫻井講師は自身の肩書を“世界一厳しいプレゼントレーナー”と定めており、研修中は笑いの中にも厳しい言葉が飛び交うまさに真剣勝負の場であった。

　同社はアップルアカデミーを今後も継続・強化して参加者の人間力向上により、他買取店チェーンとの差別化を図りたいとしている。