トラック・商用車専門オークションを主催するいすゞユーマックス（東京都品川区）は４月、主催するＩＭＡ幕張・神戸・九州の３会場で出品・成約台数・成約率全てにおいて今期の計画を上回る好実績を収め新年度順調なスタートを切った。

　全３会場が４月に記録した好実績は以下の通り。
【幕張会場】
４月３日開催ＡＡ出品５０１台（成約３４１台・率６０％）、４月１０日同５８１台（成約４１８台・率７１・５％）、４月１７日同５２０台（成約３７２台・率７１・９％）、４月２４日同５０７台（成約３０４台・率６８・１％）。
【神戸会場】
４月５日開催ＡＡ出品１１４９台（成約７０９台・率６１・７％）、４月１２日同１２８１台（成約８２５台・率６４・４％）、４月１９日同１１５４台（成約７４０台・率６４・１％）、４月２６日同１１６２台（成約６９３台・率５９・６％）。
【九州会場】
４月４日開催ＡＡ出品３１６台（成約１９４台・率６１・４％）、４月１１日３３６台（成約２４９台・率７４・１％）、４月１８日３３７台（成約２２３台・率６６・２％）、第４週同３４０台（成約２２０台・率６４・７％）。

　松本雅明社長は５月９日九州会場で、「円安などアベノミクス効果の影響なのか分からないが、直近では国内バイヤー・輸出バイヤー共に仕入れ意欲が高く、応札も強く平均単価も高水準で推移している。結果、各会場の４月実績は出品・成約率ともにパーフェクトの結果だった。中古トラックの流通量が増えたのは平成１４年に首都圏で施行された自動車ＮＯｘ・ＰＭ法による規制で買い替えられたトラックが、消費増税前に買い替える動きがあり、下取り車などがＡＡ市場に流通し始めたと見ている。何れにしても中古トラック市場に良いフォローを感じている」と語る。