神奈川県厚木市と平塚市に店舗を構えるピースオート（井平和則社長）は、在庫車１００台を超える大型店だ。地域に密着し創業７年目を迎える同社は、お客様とのつながりを大切にするという経営理念に則り、自動車保険の販売に力をいれているという井平社長に話を聞いた。

●お客様目線の仕事が大切
　井平社長は「中古車でも安心して買える。お客様に喜んでもらいたいという原則のもと経営を行っている。その上で、リピーターとなって欲しいので、お客様とのつながりが積極的に持てる自動車保険には力を入れている」と話す。中古車は結局のところ価格勝負になってしまいがちだが、だからといってそれなりの車では、お客様は離れてしまう。利益的に両立は難しいが、お客様目線に立った仕事をしないと長い意味では事業が立ち行かない。保証や自動車保険も同じことで、総額で見れば高く見えるが、しっかり説明をすることによって後々の安心と信頼につながると思う。

●任意保険の加入は運転者の責務
　インターネットの世の中なので、価格で比べられてしまうことが多い。どこまで仕上げれば良いのかの見極めは非常に難しい。仕上げるには、「時間とお金と手間」がかかるからだ。コロナ禍が長引き資金的に余裕がない消費者が増えている傾向を感じている。保険に加入していないユーザーも年々増えているように感じる。だからといって自賠責保険だけでは僅かな保険金額しか補償されないので、任意保険である自動車保険に加入することは自動車を運転する人の責務だと思う。

●任意保険の加入は運転者の責務
　自動車を販売する時には、なるべく保証に加えて保険の加入を勧めるようにしている。購入後の安心とお客様との付き合いを大事にしたい。すでに自動車保険に加入済みの方も多いが、新規に加入してくれるユーザーも中古車販売数の３割ほどになる。中古車保証と自動車保険を包括的に販売することで、安心と信頼、更に強固なつながりを持っていただけることになる。万一の時には大変感謝してもらえ、紹介にもつながることも多い。

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